"毒ヘビは基本、色で見分ければいいんだな？"
これはすごい。こんなにも強烈なインパクトを残すショートフィルム初めて観た。。
わずか21分ながらも痛烈なメッセージと皮肉で満ちていて、些細な描写や会話にも一切無駄なシーンがない。と思う。
冒頭に書いた、白人親子の毒ヘビに関する会話が印象的。
"毒ヘビは色で見分ければいいのか？"という問いに対して、子供から"そうだよ"という返答を得た瞬間、夫婦が目を合わせてニヤッと笑うシーンがあるのだけど、ここは恐ろしかった
ここの会話全てがメタファーになっているのが面白い
本作、とにかく"皮肉"で満ちている。
ラストの悲劇は言わずもがな、個人的には、拉致され全身に刺青を入れられボロボロの状態で帰宅した白人一家の父親を、見た目で判断せずに喜んで迎え入れた愛犬のシーン、ここがなんとも上手い皮肉だと思った
結局、残酷な生き物は人間だ。
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