これは…ミステリーの皮を被った法廷ドラマ？
もっと言えば、夫婦間・家族間の複雑な関係性が織り成す重厚なヒューマンドラマ。
『落下の解剖学』とは面白いタイトルで、ある1人の"落下"を軸に様々な視点から事の真相を考察していく話。
有罪・無罪をはっきりさせなくてはならない法廷において、人の"印象"がいかに重要で結果を左右するかを思い知った。
とにかくザンドラ・ヒュラーが圧巻だった。。
『関心領域』も楽しみ。
⚠️以下ネタバレ含みます
冒頭爆音のスティールパンの音にびっくり。
これ50セントの「P.I.M.P.」じゃん！
歌詞こそないがなるほど、嫌がらせにはもってこいの曲なのね。
あと主人公一家が飼ってるワンちゃんの名前がスヌープ！
監督はヒップホップ好きなのかな笑
真相が曖昧ならば、自分の心で決めるしかない。
わずか11歳の息子に全てを法廷で聴かれるのキツすぎる…そしてこんな残酷な選択をさせなければいけないなんて…
なんか色々すごいけど、フランスの法廷ってこんな感じなのか？
息子は結果として、母親を守る形の証言することを自分で選んだわけだが、
"ママが帰ってくるのが怖かった。"
という台詞に真相のあらゆる可能性が感じられる。
ある意味全てを知っているスヌープが母親に寄り添うラストも、あらゆる真相の可能性が…ごにょごにょ。笑
これは脚本賞獲るんじゃないかな〜。
・ジャケが『ファーゴ』っぽい
・階段を落ちるボール
・"まって、私は殺してない。"
"それは重要じゃない。"
・"スティーブン・キングは連続殺人鬼か？"
・ホットな弁護士はスワン・アルロー_φ(･_･
・犬はとても賢く愛らしく尊い
・しかし息子の犬に対する愚行に私の心は離れた
