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大菩薩峠のmakoのレビュー・感想・評価

大菩薩峠(1960年製作の映画)
3.6
没後50年特別企画「市川雷蔵祭」で上映。カラー。
原作は中里介山の同名小説。
三部作の1作目。

大菩薩峠にて、浪人・机竜之介(市川雷蔵)は巡礼の老人を意味もなく切り捨て、その場から立ち去った。途方に暮れる老巡礼の孫娘お松(山本富士子)を、通りすがりの盗賊裏宿の七兵衛は保護するのだった。(Wikipediaより)

今回はネタバレで書きますので、これから観る方でネタバレを読みたくない方はここまでにしてください🙇
⚠️⚠️⚠️⚠️





これまで雷様の主演作を4本観てきましたが、本作の雷様の役はこれまでと違い冷酷非道な奴で驚きました。
冒頭から罪のない老人を躊躇なく斬り殺します。竜之介は辻斬りを繰り返している模様。
御岳神社の奉納試合で夫の将来の為に負けてくれと竜之介に頼みに来た妻のお浜(中村玉緒)に、竜之介は無下に断り、挙げ句手込めにする。
中々の悪役ぶりでこれからどう展開していくのかとワクワクしたながら観ていたらなんだかまとまりが悪く途中ウトウトしてしまいました。
お浜が手込めにされた事を夫が知り、お浜を離縁するが、その後お浜は竜之介と一緒になり子供まで設ける。
斬り殺された老人の孫娘の話やお浜の夫の弟・宇津木兵馬が兄の仇討ちをする為竜之介を探す。新選組や幽霊話まで出てくる😅
なんだかカオス。
そしてラスト、竜之介と兵馬が対峙するとこで唐突に「 終 」の文字が!
えっー!ここで終わるって思わず声が出たわ笑

気になる所で終わったので観に行かなきゃなんだけど、本作がイマイチで😅
でも三部作なのでとりあえずあとの二作も観に行きます。

冷酷非道な竜之介役の雷様は相変わらず良い😆
お浜役の中村玉緒さん、女のドロドロした感情を上手く演じていました。若い頃の玉緒さんの声、普通なんだけどいつからだみ声になったんだろう🤔
竜之介の父役で笠智衆さんが😊 笠智衆さんっていつも年配の役しか観たことがないので若い頃の作品を観てみたい。


一階席?、二階席2人
劇場鑑賞 #68
2020 #129
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