"人は愛のために殺す"
ミステリー作家アガサ・クリスティの名作「ナイルに死す」を映像化したシリーズ第二弾。
今作はナイル川を航行する豪華客船が舞台ということで、エジプトの雄大な景色や華やかな客船が見どころだと思ったのですが、あまりにもCG全開の映像だったので、ちょっと興醒め。
まぁ、これに関しては当時のエジプトの景色を表現するにはCGしかないと思いますので、多少の妥協は仕方ないですかね。
そして肝心なミステリーの部分ですが、前作同様に余りにも有名な古典ミステリー作品ということもあって、今となっては目新しさはなく、オチに関してもある程度知っていたので驚きは少なかった。
ポアロの推理も、これまた前作同様に強引というか、あまりにも鋭すぎ。待ってましたとばかり、ポンポンと謎が解き明かされてしまう。
結局、舞台や人物が変わっただけで、やってることは前作とそんな変わらない気も…。
名探偵モノはだいたいこんな感じでなので、そこをツッコんだら野暮なのはわかっているのですが…。
そんな感じで前作に続き、あまりハマらなかった作品でしたが、唯一良かったのは大富豪リネットを演じたガル・ガドットと、ジャクリーンを演じたエマ・マッキーの2人。
相変わらずお美しいガル・ガドットに関しては、そこに存在しているだけで見惚れてしまう。クラシックな装いがとても似合っていましたね。
一方、リネットの恋敵でもあるジャクリーンを演じたエマ・マッキーも存在感があって素晴らしかった！
Netflixドラマ『セックス・エデュケーション』にめちゃくちゃハマっていて、特にエマが演じたメイヴが好きなのもあって、個人的に注目している女優さんです。
さて、シリーズとしては既に第三弾が進行しているとのこと。
ただ、2作続けてハマらなかったので、次も配信で気が向いたら見ようかな。
