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超擬態人間の消費者のレビュー・感想・評価

超擬態人間(2018年製作の映画)
2.3
・あらすじ
森にポツンと置かれたベッドで目覚めた1人の男
目の前には彼の息子がいたが、何故起こさなかったのかと怒り暴力を振るってしまう
次の瞬間、息子は消え現れたのはスーツの男
彼の父親の様に振る舞うその男と揉み合いになった末に突き飛ばしてしまうが姿は息子のレンへと変わっていた
その後も意識は混濁し、状況はまるで掴めない
森から逃げた彼はパトカーと出くわし助けを求めた
そして警官が身分照会をした事で身元が判明する
彼の名は丸山風摩、5年前に執行されたはずの死刑囚である
警察の手から逃れようと走る丸山は通りかかった車に助けを求め、ある一行と対面
彼らは結婚を控えるカップルとその親達だった
結局、丸山の元を離れた彼らは行き先である結婚式場へと向かう途中、休憩をしようと廃屋へと入る
その後、再び現れた丸山と仮面をした謎の男
仮面の男は一行に襲い掛かるが間一髪で反撃に成功し彼らは拘束した
そうして廃屋で行動を共にする事となる丸山と家族達、そして丸山を研究対象として利用していた研究所の男
研究者の口から明かされたのは丸山の息子、レンを被験者とした人間の擬態能力を呼び覚ます為の実験について
仮面を被った謎の男と擬態する少年、レンという2つの脅威は徐々に全員に襲い掛かる…
というSF怪奇ホラー作品

・感想
人体実験によって花開いた擬態能力を持つ少年、丸山の正体、結婚を控える女性の思惑、一行に襲い掛かる男、と設定が込み入っていて登場人物達それぞれの役目がはっきりしない事や全体的に画面が暗い事や説明不足のせいで誰が誰だか分かりづらくなっている感じなどによって何が表現したいのか良く分からなくなる作品だった

誰が擬態者なのかを追うとより楽しめる、と最初に説明が入っていたけど正直それどころでなく無駄に複雑な展開に追いつくので精一杯
なのでストーリー自体はアレなんだけど強制セックスマシンによる母子の近親相姦やロープかと思い引っ張った物が女性の腸だった、といった個別の描写として面白いシーンはあったけど正直それくらいしか逆に良い所がなかったかなぁ…

監督も同じでキャストも被っている「狂覗」が結構面白かっただけに悪い意味で期待を裏切られたなぁ、と…
題材自体は悪くなかったんだけどね…
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