椿本力三郎

幸福路のチーの椿本力三郎のレビュー・感想・評価

幸福路のチー(2017年製作の映画)
4.0
1980年代以降の台湾が凝縮されたような作品。
主人公のシャオチーは1975年4月生まれ。
小学校で「台湾語禁止、国語強制」。
知り合いの台湾人に
意地でも国語は話さないという方がおられるが
言語はアイデンティティそのものだね。
この作品も台湾語、国語、そして英語が飛び交う。
クーリンチェ少年殺人事件もそうだが
台湾映画は淡々と日常を描いているのに
考えさせられる、味わい深い作品が多い。