maruco

ペイン・アンド・グローリーのmarucoのレビュー・感想・評価

3.8
ペイン・アンド・グローリーを鑑賞しました。
スペインのアルモドバル監督の自伝的
作品だそうです。
このアドモドバル監督を
イメージとした人物をサルバドール、
(アントニオ・バンテラス)が演じ
そして子供時代のサルバドールの
母親役にはmarucoの大好きな、
ペネロペ・クルスが演じます。
この母役ペネロペ・クルス、
たくましく懸命に生きた土の香りがする女性です。いくつになっても本当に
可愛いですね。
オープニングには、
川岸でシーツや衣類を洗う女性たちが
並んでます。その時、

「男達みたいに、真っ裸になって
泳ぎたいな、あそこに水が入ってきて
気持ちいいよ、きっと」などと、
そんなこと言います。

健康な女性達の
陽気で大きな笑い声がします。
洗濯ものを広げて、
あちらこちらの草や葉っぱに乗せて
干します。
もちろんそこには
幼いサルバドールをおんぶしながら
シーツを洗ってる、
土臭いけど魅力的なペネロペもいます。

この幼少時代のサルバドールと、
人生の後半を生きるサルバドール(バンデラス)のイメージがピタッ‼️
これは嬉しい🎵
これにはとかく
苦い思いを抱くmarucoにとって
お見事💐💐💐
自然に作品に没頭できました。

サルバドールの、
過去の風景の記憶と
今生きながらえる姿を
フラッシュバックで描きます。

バンデラスは若い頃より
今が良いと思いました。
白髪混じりの頭髪と、
同じく白髪混じりの立派な髭。
プールの水中での瞑想シーンでは
脇毛の毛量の多さにびっくり!
なぜか脇毛だけは真っ黒でした。
一瞬、
千鳥のノブさんの大脇毛、
浮かびました。

バンデラスの、
重み渋み深み含みのある風貌と
抑えた演技力、
そして控えめな色気、
積年により得た品の良さ、
良かったです。

maruco思いました、
万人に平等に与えられるのが「時」
この「時」を
大切に生きなければならない。

人は誰しも、
失意に封じ込められる時が来る。
堪えられない、
怒り悲しさに遭遇する時が来る。

だけど、
時として幸せに
心を揺さぶられる瞬間が来る。

あと何年生きるんかわからんけど、
少しでも笑ろて生活したい、
女性としての意識を忘れんとく、
家族、友達、愛犬、
皆大事にしよ、
命を大事にしよ、

そんな想いがしました。

まさしく、
大人の映画、作品でした。
marucoのような下世話な輩には
正直、
若干の物足りなさは残ったかな✨

特記
この作品には
素晴らしい感動シーンがあります。
marucoは思わず、
「ウワッ、こらスゴい凄いなー」と、
思わず、
ペトボのお水をゴクリゴクリ💨
こらすごい
maruco

maruco