たっくんの中のたっくん

TENET テネットのたっくんの中のたっくんのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.2
初のグランドシネマサンシャインでIMAX。銃声が大きくてびっくりしました。
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前評判で、予習した方が良い作品と言われてましたが、急な決定で友人と予習なしで鑑賞する事となりました。
結果から言うと、内容の理解を深める事は難しくはありますが、予習をしないでいて良かったも思いました。
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とりあえず、直感で全体の流れを感じながら見る。
すると、難解な部分の中にも、意味がわかる部分が出て来て、頭の中でその「意味がわかる部分」と「意味がわかる部分」が勝手に繋ぎ合わされていき、「わからない部分」の輪郭がなんとなくんかってくる感覚を楽しめると思います。
人間の脳ってうまく出来てるなぁと思いました。
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けど、やっぱり最後まで全体の内容は捉えられなかったのも事実ですが、
「意味わかんない!」
だけでなく、
「意味わからないけど、なんか凄い」
という高揚感みたいな虚無感みたいなものに包まれた感じがしました。
"圧倒的別次元のとんでもない物を見せられている"という事だけは、僕のちんちくりんの脳みそでも理解できました。
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この圧倒感を感じる為だけにでも、観る価値のある作品だと思います。
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そしてまたもう一度作品を頭から観ることで、私たちも映画の世界自体を逆行しているのです。
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