ワカンダフォーエバーであり、チャドウィックフォーエバーな今作。
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まずは初めての方にレコメンドするなら…
マーベル作品って多すぎるし繋がりとかわかんないし、という理由で観ていない方も観やすい作品だと思います。もちろん前作のブラックパンサーは見て欲しいですが(前作も他マーベル作品観てなくて全然大丈夫)、ブラックパンサー2作品だけで、十分に楽しめます。
ただ、前作に比べカッコ良い戦闘シーンが少なかった印象。男子目線の「ヒーローかっけぇ」が少なく、戦闘シーンもありながらもより人間ドラマを描いている印象だったので、少年心をたくさん持っている方は物足りないかもです。
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ただ他マーベル作品の予習は無くても…とは言ったものの、前作の主人公を演じたチャドウィック・ボーズマンが大腸癌の為亡くなってしまった事、それによって今作は代役を立てずに脚本の変更があった事の予備知識だけは簡単で結構なので、できれば入れておいて頂きたい。
そのリアルがこの作品をより引き立たせ、感動させるものになります。
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ちょっと深い感想を話すと、新主人公シュリの苦悩や今作の相手であるネイモアの主義や、ワカンダとタロカンの闘いの果ての結果は、心からスッキリするラストではなかったようにも感じます。
個人的には、やはり父を亡くした悲しみを乗り越え、弱さを携えながらも気高く生きた前作主人公のティチャラが好きだったなぁと。
そして、前作のお転婆な天才科学者の妹シュリが好きだったなぁと、"ストーリー"の観点で話せばそう思っちゃいました。
でも、それを"メタ"も含めて考えると、もうお転婆な妹でいられなくなったシュリ、チャドウィックの突然の死で主人公になったシュリを演じるレティーシャ・ライトが重なり合ってで、観る側の視点がメタになったりそうでなくなったり、"演者の彼らの演技"に"ワカンダの人々"に変な気持ちの乗り方して揺さぶられました…
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ラストシーンにはそれの全てが詰まっていて、とにかく涙、なみだ、NAMIDAでしたよ。と。
