高校生の頃の自分には今の自分はどう映るんだろう？生まれたところでずっと生きてく人生ってどうなの？
高校生ってほんとまっすぐで体当たりでなんだか見ててまぶしいですよね。大人として世の中と上手くやっていくことを覚えた自分は高校生の頃よりできることや持っているものも多いのだと思います。でも高校生の頃の自分にそんなまっすぐに気持ちぶつけられたらどうでしょう。毎日頑張っているつもりでも、高校生の頃の自分を納得させる何かを持っているでしょうかね。
高校生なら逆に30歳を迎えた自分に突然会うときの楽しみや恐さをぶつけられる感じでしょうね。
自分の立場から見てみると大人になったしんのすけの方に感情移入してしまうんですよね。故郷に戻れない気持ちや昔の自分を知っている同級生にちょっと会えない気持ちに。たとえそれが高校生から見たら情けなく汚い姿だったとしても。地元に帰ってきたしんのすけがあかねえと二人で話すシーンで、地元を出ていったことについての気持ちを語るシーンでは涙が止まりませんでした。色んな物を捨ててでも追いかけたいものがあったんだよと言ってあげたいような気持ちです。自分にとっては夢を追いかけ都会に出た男の子が大人になり一歩踏み出し、妹のため地元に残ることを決めた女の子が自分のために生き始めるようになるまでの話でした。
高校生の頃にしか感じられないことやできないことありますよね。大人ってズルいなんて感覚いつの間にかなくしてますよね。あいみょんの挿入歌に合わせてあおいとしんのが駆け出すシーンもいいですよ！
タイミングよく事件が起きたり、都合が良すぎるようなことが起きたりもしますがそんなこと気にせず見られたら楽しめると思います、エンドロールまで必見です！
