ずけし67

私が、生きる肌のずけし67のレビュー・感想・評価

私が、生きる肌(2011年製作の映画)
4.3
サスペンスか、ホラーか、はたまたSFか、いやいやこれは ” 変態 ” ですね。
TSUTAYAさん、 ” 変態 ” ってコーナー作る必要がありそうですよー。


天才形成外科医のロベルは、人工皮膚の研究をしている。
そしてその屋敷に監禁されている美しい女性ベラ。

美貌の維持のために?全身をカバーするボディスーツを身にまとい、ヨガに没頭するベラ。

なんかちょっと違和感あるんだよな...

でもベラにはとても快適な環境が与えられており、彼女自身も特に不満を抱いているようには見えず、逃げ出そうとする様子も伺えない。

監禁部屋にやってきたロベルとも普通に会話しているし。

でもやっぱ違和感あるんだよな...

果たして美女ベラは何者なのか?
天才医師ロベルとの関係とは?


とまあ、そんな感じのオープニングから、物語が進むにつれて、徐々に真相が明らかになっていくのですが...

ふむふむ、どうやらベラは、事故で死んでしまったロベルの奥さんそっくりに作られたようであります。

でも、一体どうやって?

...へ? それがきっかけ?

いやいや
だからって、いくらなんでも、そんなことしちゃダメでしょ。

いやいやいや
人としておかしいよ、それは
実際、犯罪だし
ってか頭おかしくね? 頭おかしいよね?

いやいやいやいや
“ 君の人生はその膣に懸かってる ” 宣言出たよ。
何それ? はあ?

で? 変なトラさん出てきたね。うん。
で? あらまー、トラさん大暴れだ。
で? 嫉妬するわけ?
で? そーなるわけ?

いやいやいやいやいや
意味分からん、もーー意味分からん

変態や!
ド変態や!!

変態がいるーーー!
ここにド変態がいますよーーーー!!

世の中って、
普通 → 天才 → 変態
って順序なんだっけ?

そんな疑問を抱いているうちに、物語は終盤へ。

で、ラストは結局そーなるのね。
しかし、これから一体どうしていくんでしょうね?
って思ってたら終演でした。


良質のサスペンスを期待して観たら、常軌を逸した変態映画でありました。

でも...こういう映画、けっこう好き 💗
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