ボギーパパ

デッド・ドント・ダイのボギーパパのレビュー・感想・評価

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)
2.8
奇才ジム・ジャームッシュの作品って実は私、氏の作品観るの初めて・・・お恥ずかしい。ご高名は予々伺っておったのですが、初めまして。『stranger than paradise』くらい観とけよって話ですよね。

さて、本作。
ホラー類 ゾンビ目 コメディ亜種、地球環境破壊からの墓場から蘇る=ロメロ支持派 ノロノロ族の古典的ゾンビ。発生地・アメリカの片田舎。
特徴・生前の念が残って、その単語だけ喋る。(ここは面白い!シャルドネ〜、Wi-Fi〜、スマホいじりってどんだけだよー(^^))

タイトルデザインからも『NIGHT OF LIVINIG DEAD』リスペクト?を感じる。劇中もセリフで一言(^^)も…そしてゾンビのあしらいも正統派なのだし・・・煙が出るのは新しいっていうかマンガチックであり、賛否は別れそうだけどスプラッター苦手の人には良いかも^ ^

が、どうにも不可解な展開。詳細は言えないが、あの人がアレだったとは。確かに、っぽいけど思いっきりそのまんまってのは、どーなのか⁉︎

ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントンと豪華キャストを贅沢に使っていながら、これかいっ!って突っ込みたくなる展開は私の好みではない!

仕立ては正統派・古典的ゾンビものに、思いっきりスパイス、しかも味わった事のないスパイスをオーバードーズしちゃって味が分かんなくなっちゃったという風に評価せざるを得ない。
複雑すぎる味わいでした。この監督のファンの人なら美味しく食べられたのかなぁ?監督のインタビューは「ゾンビ映画の公式を避ける事を意識した」との事。

不思議、フシギな作品でした。

#劇場鑑賞今年33本目#コロナ再開後3本目
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