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わたしは光をにぎっているのiroのレビュー・感想・評価

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)
3.5
昨年の邦画は粒揃い、豊作続きで個人的な年間ベスト10を作る楽しみが増えた一方なんだけど、そこにまた追加されたのが本作。

松本穂香が良い。田舎から出て来た、少し主体性の無い女の子。その女の子が、東京の下町という少しぶっきらぼうだけど温かさに包まれた場所で、成長を重ねていく。

失くされていくものと、それでもその中で根を張ろうとするもの。作品のメッセージもしっかりと伝わってくる。東京を舞台にしても、こういう物語って紡げるんだね。爽やかな余韻。
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