原作コミック未読。テレビドラマも見ていないが、
冒頭で主要人物をわざとらしく紹介してくれる親切設計なので無問題だった。
そもそも80年代~90年代に連載されたヤンキー漫画が、何故今頃ウケてるん?
とか疑問だが、福田雄一監督らしい脱力系ギャグ満載で、それなりに面白かった。
自分自身はジェネレーションちょっと被ってるけど、学生当時はヤンキー文化に全く興味無かったが、
今改めて見るとなんかダセぇけど微笑ましい感が。
グレて学ラン長く(もしくは短く)したり、裏地に虎とか龍の刺繍施したり、スカート長くしたりしても、
ちゃんと律義に制服着て学校に来るところがw
もちろんスマホも無いから、ケンカするのも“〇日×時、△△にて待つ!”という置手紙だし、
待ち伏せするのも、目撃情報をかき集め町内を探し回らなイカンし。
いやなんか、イイ時代だったじゃん。人間味があって。とか思った。
ところで、『クローズ』とかもそうだけど、この手のヤンキー話って、
「テッペン取ったるぜ!」
って言っても、“その学区内で一番強いオレ。”って、スケール小っちゃ。
サル山のおさる並みの志しですかw
それにしても、主演の賀来賢人はじめ、柳楽優弥とかもう30代ぢゃん。。。
今作の出演者にリアル10代は何人いたのだろーか?