いやはや、新年早々ものすごい映画でした。
善意も悪意もなくただ日常的にそこに存在するヒエラルキー社会を、時に直接的に、時にメタファーを織り交ぜながら、沸々と蓄積したものがラストに向けて一気に弾け飛ぶ極上の作品。
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もはや格差問題は世界中でスタンダードなのだ。『フロリダ・プロジェクト』『万引き家族』『アス』『ジョーカー』『家族を想うとき』『パラサイト 半地下の家族』。
イギリス、アメリカ、韓国、そして日本、そのすべてがリンクしてしまった。
世界は臨界点を迎えていて、何かひとつのきっかけで容易にすべてが変わってしまうような気さえする。
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この題材を、完全オリジナルな極上のエンターテインメントに落とし込むポン・ジュノ監督に拍手を。とんでもない才能だと改めて思う。
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ネタバレ厳禁。
少しでも気になったら絶対見たほうがいい。
