人間ドラマこそが最高のエンターテインメントだと教えてくれる至高の映画。
展開・登場人物に一切の無駄がない。
前半の富豪一家に寄生していく様は観ていて気持ちいいくらいテンポが良く、一種の成り上がりものとして楽しめる。
からの後半。
やはり後ろめたい事をすると、悪い事が舞い込んでくる。
寄生一家にピンチをもたらす人物はかなり意外でありながらも、納得感がある。
前半の展開で寄生一家に感情移入しまくっているせいで、彼らがどうなるのか、困難を乗り越えられるのかと夢中になった。
映画が終わった後、「何故父親は凶器を取ってしまったのか?」とか「地下の存在を知らなかったとしても本当に寄生生活が続いていたのか?」とか「彼らはあの後どうなったのか?」などなど、考察の余地があるところまで含めて非常に面白い作品だったと思う。
最後に。
転機は、階段から落ちることで起こる。