さぁ、人誅の時間だ
抜刀斎の頬の十字傷
由縁をたどる
目眩く時代に縁はめぐる
忘れられない記憶
切っても切れない過去
でも、あなたは生きている
ありがとう すまない さようなら
感想です。
今までの実写版が好きな人は、いつもどおり楽しめる作品だと思います。私も過去のシリーズと同じくらいに楽しめました。
相変わらず、いい歳こいて走り回っているヒョロガリノッポのサノは目障りです。ステゴロのキャラなんだから、肉弾戦に説得力のある身体に仕上げて来いよと1作目から思い続け、終ぞ見慣れないまま最終章、違和感の権化のようなキャラでした。
まずは、褒めポイントいっときましょうか。
何せなにより特筆すべきは、真剣佑の熱演ですね。漫画のキャラクターなのでまぁねという、あざといシャウトや鬱陶しい言い回しはありますが、しっかり縁が憑依していました。
そして、終盤の圧巻の殺陣シーン。BGMなしで魅せるという、下手なことはできない演出を見事にやり遂げ、しっかり没入させてもらいました。このシーンを観れただけでも、本作を鑑賞した甲斐があります。
で、「おい、それは見過ごせねぇぞ」ポイントもしばしば見つけてしまう、スレた鑑賞者スキルが相変わらず発動してしまいました。
まずは、誰もが思うであろう、十字傷の角度問題ですよね。いっそ、もう一本側ならやりやすかったのに、、元旦那もちゃんと後のこと考えて切っといてほしいものです。
そして、とある首絞めシーン。しっかりと手元を映すものですから、親指が浮いているのが目につき、マジで絞める気あんのか?舐めてんのか?やる気ねぇならさらってんじゃねぇぞ、あぁん?と思ってイライラしてしまいました。いっそ、手元なんか映さなきゃいいのに、余計なことを。。
もういっちょ。そもそも、何故おまえとそいつが闘っているの?という組み合わせのイベントが発生し、蒼紫が完全なるカマセになってしまいました。土屋太鳳を活躍させたい大人の事情は察しますが、せめて共闘で倒すとかじゃないと、作中のパワーバランスがおかしなことになってしまいますよね。
こんなの、ガチの原作ファンが見たら、ブチギレ案件なのではなかろうかと。。
いろいろ言いましたが、流石は邦画話題作。シアターの座席はほぼ埋まっていて、久々に両隣に人が座った状態で映画鑑賞をしました。
そして、これまた久々に隣のスメル問題が、、悪臭でイラついてたから、いろいろ目に付いちゃったんじゃないかとさえ思います。真面目に世の中の新常識として提案したいんですけど、隣の人が臭かったらファブリーズをかけていいことにして欲しいです。映画観ながら、吐き気と闘いたくないんですよ(切実)。