やまモン

あなたの名前を呼べたならのやまモンのレビュー・感想・評価

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)
4.0
自宅にて観賞
(簡易レビュー)

①インドなどにおける伝統的な制度とそこから逸脱しようとする現代的な思想の相克が描かれている。

②私たち現代日本人からすると、インドの農村の伝統などとんでもないことであるが、余計なお世話であろう。

③ラトナの言動や表情は、最初は絶望と虚無を表現しているが、次第に希望と充実に変化していくのが面白い。

④また、それに応じて、くたびれた老人のようであったラトナが、次第に美しくなっていったように思われる。

⑤人間界におけるルールは全て人間が作ったもの。従って、人間自身がこれを変更したり、あるいは破壊することも可能である。しかし、それは一朝一夕にできるものではない。多くの犠牲をともなうものである。