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罪の声のtamaのレビュー・感想・評価

罪の声(2020年製作の映画)
3.0
実際にあった事件をベースにフィクションとして犯人探し的なストーリーではあるけど、この原作者が注目したのは実際にあったこの事件も同じく子どもの声を使っていて、その子どもたちが自分が喋った声が何に使われたのかを知ったあとの人生なのが面白い。
事件真相どうこうより、何もわからない子どもを巻き込んでいたのは事実だし、その子たちも今どこでどのように生きてるのか、或いは亡くなっているのか不明のままだ。そこに着目したのはハッとさせられる部分があった。
何も知らないまま幸せに暮らしているのが良いのか、知って苦しんでそれ乗り越えて生きているのがいいのかわからないけど、大人の勝手な都合で口封じ的に殺したりしてなきゃいいな、と感じてしまった。
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