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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のKKMXのレビュー・感想・評価

3.5
 そんなに関心がないウェス・アンダーソンの新作を鑑賞。3本のオムニバス。まおも。

 ウェスのキメキメ構図は観ていてなんとも心地よく、色使いもイカす。雑誌事務所のカラフル感は非常に良い感じでした。序盤の街の説明動画も工夫された絵本みたいで面白かった。

 #1は牢屋に住んでるアーティストの話。アーティストは商業主義を愚弄する感じがあり、パンクでシビれた。レア・セドゥのパイ乙有。ティルダ・スウィントンの講談師っぷりはなかなかサマになっていました。

 #2は学生運動の話。内部の対立があって大人に負けるのが世界共通って感じ。シャラメと対立する女の子がいつもバイク用のクラッシックヘルメットを被っていてキュート。フランシス・マクドーマンドはなんとなくイケてる熟女みたいなポジションだけど、俺は彼女の魅力を理解できない。

 #3はポリス料理と誘拐事件の話。誘拐のチェイシングパートはアニメで面白かった。大男としてプロレスラーっぽいキャラも登場。ワンショルダーのコスチュームってマンガっぽいプロレスラーのアイコンになっているように思いますね。オカダ・カズチカがワンショルダーだったらブレイクしなかったかも。いや待て、オカダなら逆にワンショルダーのイメージを変えたかもしれないので、今からでもワンショルダー化して『スマートなワンショルダー』を定着させてほしい。

 以上!
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