KKMXさんの映画レビュー・感想・評価

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ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

3.7

 なかなか良質なドキュメンタリーでしたが、納得しつつも新鮮な驚きは無かったです。

 北アイルランドのベルファストにあるホーリークロス小学校は校長のケビンさんの元で、思索を深めるカリキュラムが実施され
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ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド(2021年製作の映画)

3.4

 アンディ・ルーク逝去のニュースが刺激となり、スミスを再度よく聴くようになったため、流れで鑑賞。公開当時から「スミスナンバーは掛かりまくるが内容はショボい」という評価をよく耳にしたため劇場鑑賞スルーし>>続きを読む

小さな兵隊(1960年製作の映画)

2.2

 アンナ・カリーナのデビュー作なので鑑賞。本作のよく聞く評価は、アンナのデビュー作であること以外はさしたる価値もない、と言うもので、実際観た感想としてはその通りとしか言いようのない退屈さでした。ゴダー>>続きを読む

ウイークエンド(1967年製作の映画)

4.0

 ゴダールという人は結構正直者で、その時の気分が作品に反映されることが多いように思います。なので、作品によっては一言で説明できるものもいくつかあります。

勝手にしやがれ
→どうだカッケーだろ
 (確
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GAME KING 高橋名人VS毛利名人激突!大決戦(1986年製作の映画)

3.5

 ファミコン名人である高橋名人と毛利名人の世紀の対決を描いたガーエー。スーマリの映画が人気とのことで鑑賞。その辺の低予算TV番組的な造りで尺も30分、しかしながら内容はゲーム実況なので、なんとなく30>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 偉大なるケイト様が主演なされる&結構文芸作品っぽいイキフンなので楽しみにしていたガーエーですが、まおも。冗長で小難しくまどろっこしい作品なのですが、ケイト様の画力が神の領域に達せられておられますため>>続きを読む

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

 実に素晴らしいガーエーでした。繊細さと無自覚の暴力性について非常に丁寧に描きつつ、『話す』という人類にとって最も基礎的ながらも難しく忌避されがちなアクションの重要性を説き、人が生きていく上ではやっぱ>>続きを読む

パリ、18区、夜。(1994年製作の映画)

3.8

 なかなか観れない作品っぽいので鑑賞。淡々としたムードながらも結構観応えあるガーエーでした……が、ぜんぜん残らなかったです!超絶美女エカテリーナ・ゴルベワの印象が異常に残ってますが、他はムムム、と唸っ>>続きを読む

THE COLLECTORS~さらば青春の新宿 JAM~(2018年製作の映画)

4.0

 モッズバンド、ザ・コレクターズに密着したドキュメンタリー。新宿の老舗ライブハウス『新宿JAM』が閉店するため、かつてこのハコを根城にしていたコレクターズがクロージングアクトを担当することになったので>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

4.0

 ド田舎底辺モノが観たくなり鑑賞。A24なのでめちゃくちゃ面白いわけではないですが、なかなか面白かったです。あの感じは底辺育ちの自分にとっては胸に迫り、結構切ないガーエーでした。ただ、この内容で130>>続きを読む

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

4.3

 アメリカ文学の傑作にして村上春樹が愛してやまない原作とのことで鑑賞。原作をどれくらい忠実に再現しているかわかりませんし、ヒロイン・デイジーの内面描写はおそらく現代的にアップデートされていると予想しま>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.7

 なんとなく超デブが死んでいくまでの映画という設定に関心を抱き、嫌いなA24作品、しかもクソ野郎・アロノフスキー監督作(彼自体は嫌いではないよ)とわかっていながら鑑賞。予想通りの自己愛に執着する人間の>>続きを読む

幻滅(2021年製作の映画)

3.7

 バルザック原作の映画化。読書苦手ながらもバルザックは数少ない読んだことある作家で、現在も関心を持っているで鑑賞。長尺ながらもスピード感があり面白かったが、情報が多すぎて疲れました。まおも。


 田
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GOLDFISH(2023年製作の映画)

2.8

 パンクバンド、アナーキーをモチーフにしたガーエー。ギタリストの藤沼伸一が監督を務めており、陣内の『ロッカーズ』のような自伝的な作品です。ただ、青春期の話ではなく、年を取ってからの話で、亡くなったメン>>続きを読む

劇場版 センキョナンデス(2023年製作の映画)

4.0

 PKとダースレイダーが選挙に密着してレポートするドキュメンタリー。PKが絡んでいる時点で面白いことは保証されていましたが、案の定面白かったです。飄々とユーモラスな視点で選挙を『祭り』と定義して楽しみ>>続きを読む

トリとロキタ(2022年製作の映画)

4.7

 厳しい社会的な現実を描きつつ、一筋の希望を描き続けたダルデンヌ兄弟。しかし、本作では希望は描かれません。俺は『ロルナの祈り』以外の配給作品は観てますが、今のところはっきりと希望を描かないのは本作だけ>>続きを読む

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

4.2

 いや〜めちゃくちゃ濃厚なドキュメンタリーでした。モノローグがすべてボウイ本人なので、非常に抽象的で哲学的な語りが2時間以上続くという、ファンや研究家にはありがたい一方で難解さは否めません。ガッツリと>>続きを読む

HANA-BI(1997年製作の映画)

4.1

 北野武のバイク事故後2作目のガーエー。ヴェネツィアで金獅子賞をゲットし、ヨーロッパでは本作が代表作っぽいです。事故(無意識的な自殺未遂・本人もそう感じている様子)で死ねなかった北野武が改めて象徴的に>>続きを読む

真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

 アメリカン・ニューシネマ(ANC)の傑作とされる本作。もっとやりきれない話かと思いきや、素晴らしい友情物語でした。もちろん、ANCらしい挫折や不条理が描かれていますが、『イージーライダー』のような時>>続きを読む

EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

 ゼロ年代邦画といえば『ユリイカ』。そんな歴史的傑作をホームグラウンドであるブルースタジオで観できましたよ!平日昼間でありながらなんと客は16人!ブルースタジオに16人です!さすがユリイカ、決して客が>>続きを読む

泳ぐひと(1968年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 フィルマきってのお薦めマスター・こぅ閣下にオススメいただき鑑賞。異色のアメリカン・ニューシネマ(以下ANC)とのことでしたが、確かに異色!そしてかなり難解。観応えありました。


 アメリカのとある
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バニシング・ポイント 4Kデジタルリマスター版(1971年製作の映画)

3.2

 バニシング・ポイントと言えば90年代に思春期を過ごした俺にとってはアメリカンニューシネマのカルト作品である本作ではなく、イギリスのロケンロールバンド、プライマル・スクリームっすね。うる覚えだけど、当>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

 スケールの小さな話でしたが、なかなか複雑で多様な切り口で観ることのできるガーエーでした。かなり面白かったですねぇ。同性愛的な背景(ホモフォビア?)も絡みつつ、内戦の悲しみと不毛さのメタファー的な作品>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.4

 これはグレートなガーエー!若きジャズメンの成長と闘いを描いた作品で、バンドもの映画としても素晴らしいですし、音楽の説得力も桁違いですし、何よりアートの本質を見事に描ききっているのが最高すぎます。俺は>>続きを読む

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.9

 年度末の諸々の作業が一段落したので、スカッと観れるガーエーを鑑賞。本作は20世紀に観た作品なので、実に20年以上ぶりに再鑑賞となります。何度観てもカウリスマキののっぺりハンサムなシュールさはジワりま>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.5

 me too運動のきっかけとなったワインスタイン事件を扱ったガーエー。NYTの記者2人が執拗に事実を追いかけて明らかにしていくプロセスを描いたジャーナリズム映画でした。テーマは関心あるものの、サスペ>>続きを読む

ジャズ大名(1986年製作の映画)

4.0

 幕末日本ッッ!この時すでに、ジャズが渡来していたのであるッッ!

 そんなデタラメなノリの時代劇でした。内容も実にカオスで、ラスト20分くらいは狂気のセッションという、最高にどファンキーなガーエーで
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

 ここの所ずっと新海誠考察をチマチマチマチマやって疲れたので、スカッと考察しないガーエーをキメようと思いまして、そうなったらばコレしかないと思い鑑賞ッッ!最高ッッ!

 とにかく外連味!外連味!何より
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

 中二病作家・新海誠がついに中二病を卒業したガーエー。きみとぼくの閉ざされたセカイから脱却し、新海の繊細な感受性が他者への想像力と結びつき、成熟を感じさせる傑作に結実しました。

 ここのところ新海誠
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天気の子(2019年製作の映画)

3.5

 中二病ここに極まれりッッ!稀代の中二病作家・新海誠が放つ、問答無用の反抗期ムービー。反抗なくして中二病に非ずッッ!
 本作は、合理主義に毒された大人に、ふたりを引き裂く不条理な運命に全身全霊で反抗す
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.7

 天才中二病・新海誠が放った、問答無用のヒット作。男女入れ替わりネタから、運命の赤い糸で結ばれた2人がセカイを救うという逃れ難いほどのポップな作風で、これがあの『ほしのこえ』や『秒速5センチメートル』>>続きを読む

ほしのこえ(2002年製作の映画)

4.1

 中二病野郎・新海誠の原点ともいえる作品。24分の小品ですが、すべて1人でシコシコ作り上げたという執念から、確かに初期衝動がビンビンと伝わってくる佳作でした。とにかくキモい!時代を感じてダサい!だが、>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.5

 いや〜グゥの音もでないほど善いガーエーでした。本作が地上波で流れるのであればEテレですね。そんなガーエー。
 監督は原恵一。俺にとってはテレビ版『エスパー魔美』の総監督で、ある意味幼少期からのファン
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劇場版 荒野に希望の灯をともす(2022年製作の映画)

4.7

 アフガンで用水路建設に携わった医師・中村哲先生のドキュメンタリー。先生の生き様が素晴らしいとしか言いようがなく、ただただ感動しました。

 パキスタンの無医村地帯を訪れた時に、その壮絶な状況と彼らを
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柳川(2021年製作の映画)

4.0

 フィル友のEnzoUkaiさんのレビューを読み、ものすごく興味を持ったため鑑賞しました。柳川とは、福岡県柳川市のことで、本作の舞台です。監督は朝鮮系中国人で、現在は韓国在住とのこと。本作のメイン登場>>続きを読む

格闘技オリンピック 四角いジャングル(1980年製作の映画)

3.0

 逆方向のど真ん中ッッ!

 梶原一騎プロデュースのプロレス・空手・キックをまとめたドキュメンタリーっぽい3部作の最終作。端的に言うと「ハ?!なにコレ?」な本作。謎の浪人生のモノローグに『腕っ節日本一
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