KKMXさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(269)
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.0

没落したセレブ女を徹底的に突き放して嘲笑するかのように描いた皮肉っぽいコメディ。本作では、虚飾の餓鬼道に堕ちた哀れなブタ人間・ジャスミンのホームラン級のバカっぷりがブヒブヒと面白おかしく描かれておりま>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.2

実にオシャレなガーエー。単にオシャレなだけではなく、古典的で正統派の物語でもあったため、観応えもありました。


脚本家・ギルは1920年代のパリに憧れており、婚約者とともにパリに旅行でやってきました
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パラダイス・ロスト(2019年製作の映画)

2.5

いや〜、観づらいガーエーでした。本作のテーマは、愛する人を失った後の再生という自分の大好物でしたが、コラージュ的な作風と演劇っぽい演出が肌に合いませんでした。


訴えかけてくるものはポジティブで希望
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.0

長い!冗長!しかし、後半はかなり引き込まれてしまった…とはいえ長すぎます。面白かったけどね!

フランク・シーランという運命に翻弄された哀しい男の物語がたいへん重厚かつ丁寧に語られ、デニーロ&パチーノ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.5

本作は何度も鑑賞していますが、雰囲気が好きなんですよね。
シルキーなテーマソングに、煌びやかなんだけどどこか寂しげなネオン。そんな夜の街をタクシーで彷徨う孤独な男トラヴィス。

そんな本作が持つムード
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.8

自分の中でデニーロブームが起きたため鑑賞。名作と謳われるのも理解できるスムーズで面白い作品でしたが、深いところには刺さりませんでした。
ま〜ネトフリで観るガーエー(音楽ドキュメンタリー除く)なぞそんな
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.7

ある時、「アン・ハサウェイってなんかエロい」と気づき、ハサウェイさん目当てで鑑賞。
ハサウェイさんは色っぽくてチャーミングでしたが、本作はまさかのロバート・デニーロおじいちゃんのアイドル映画で御座んし
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キース・リチャーズ:アンダー・ザ・インフルエンス(2015年製作の映画)

4.0

キース師匠のリラックスしたドキュメンタリー。『クロスアイド・ハート』リリース時に撮ったものと思われます。

すごく面白い、という作りではないですが、キース御大がゆったりと自分のルーツを語る姿はそれだけ
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ザ・ダート: モトリー・クルー自伝(2019年製作の映画)

4.0

ネトフリで発見したオリジナル作品。80年代に人気だったメタルバンド、モトリー・クルーの伝記映画。結構面白かったです。

内容は典型的なロックスターの浮き沈み物語でした。ヤンチャな若者たちが集まりバンド
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ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

3.5

コロナウィルスの蔓延を受けて、しばらく映画館通いはブルースタジオくらいに留めようと考えています。
(ブルースタジオならば飛沫感染はまずない、隣の人が30メートルくらい離れているから…移動を考えればそれ
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

4.0

A man went looking for America. And couldn't find it anywhere...

本作のキャッチコピーです。なんというネタバレコピーでしょうか!本作は
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エスパー魔美 星空のダンシングドール(1988年製作の映画)

4.5

エスパー魔美は小学生時代のフェイバリットアニメでした。実は原恵一がシリーズの総監督をしており、藤子F先生の原作以上のオリジナルストーリーをブチ込んで来るので、めちゃくちゃ面白かったのです。子どもが観る>>続きを読む

山谷 やられたらやり返せ(1986年製作の映画)

4.2

本作はヤバかった!一緒に観たゴッドスピードユーとはまったく違う、ガチ中のガチドキュメンタリー!
何せ本作を撮った佐藤監督がヤクザに殺されるシーンからスタートします!しかも跡を継いだ監督も作品完成後に殺
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ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR(1976年製作の映画)

2.5

教養のために鑑賞。ヤバそうなタイトルでしたが、随分と牧歌的なドキュメンタリーでした。当時のヤンキー、どことなく呑気なイキフンだな…
昭和の暴走族の風俗を生記録しているため民俗学的な価値はあると思います
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ふたりの人魚(2000年製作の映画)

4.1

初ロウ・イエ。ぜんぜん知らなかった監督で、マイフェイバリット劇場・ブルースタジオでの特集上映がなければ一生出会わない作品だったと思います。
感想としては、ど真ん中ではないものの割と好きです。なかなかグ
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ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

4.8

本作はおそるべきガーエーです。気軽に「キ印!」とかはしゃげないレベルの狂気を描いています。よくこんな話作れるなリンチ師匠は…

サックス奏者・フレッドは妻と2人暮らし。ある日突然、家の中の出来事を撮影
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ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.6

キ印監督リンチが何かの間違いでパルムドールを取ってしまったガーエー。まおも。

ヘビ革ジャケットでクラッシュのミック・ジョーンズ似の男・セイラーとその彼女ピーナッツちゃんがセクロスしまくりながら逃避行
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

前半は退屈でしたが、後半はかなり入り込めました。やや既視感がある印象ながらも、なかなかの佳作だったと思います。

ヒトラーユーゲントに所属するジョジョはナチの価値観にどっぷり浸かっており、イマジナリー
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音楽(2019年製作の映画)

3.9

音楽が好きなので鑑賞。まおも…かと思ったけど、もう少しおも。

ボーっとしたヤンキー・ケンジくんが仲間とバンドを組む話です。ケンジくんの語りはとにかく間があり、それが個性的でした。絵もローファイな感じ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

半地下に住む貧乏で狡猾な家族が、どことなく心がバラバラな金持ち家族の中に侵入していくという結構などエンタメながらも、喧伝されている通り社会批判の姿勢も感じ取れる、濃ゆいガーエーでした。
個人的にエンタ
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.2

観応えはあったものの、まったくもって好みではなかったです。物語の良さは解るが退屈でした。

20世紀の頃によく岩井俊二映画を観ていたけれど、『毛ぼうし』以外覚えていないってことは、ズバリ俺とイワシュン
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毛ぼうし(1997年製作の映画)

4.0

実は、20世紀の昔に岩井俊二映画をよく観ていました。『スワロウテイル』とか『ピクニック』とか。でもまったく覚えていなくて。たぶんあまり好きじゃなかったのだと思います。

で、唯一覚えていたのが本作。本
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.7

傑作でした!

離婚を描いていましたが明らかに家族メンバーの成長をテーマにしており、しかも当時の女性解放運動も取り入れつつその先も描くという、かなり中身の詰まったのガーエーでありました。しかも演出がス
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.0

話題作ですが、俺には合わない作品でした。
内容というよりも、演出がガチャガチャしている上に冗長なので、話に集中できなかった。

スカヨハの声も結構耳障りでキツかった。大声で怒鳴るシーンも多いため、何気
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.2

ケンローチらしい、シビアな話でした。ガーエーとしてはもちろん説得力抜群。

とにかく本作はわかりやすいですね。イギリスの福祉制度のクソさを告発し、尊厳を踏み躙る新自由主義社会への鮮烈なカウンターパンチ
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麦の穂をゆらす風(2006年製作の映画)

4.3

ケンローチらしい、キツい話でした。ガーエーとしてはすごい作品。

本作は人間が内包する逃れ難い愚かさをこれでもか!と突きつけてくるので、鑑賞直後は本当にゲンナリしました。
とはいえ、ゲンナリ期を過ぎる
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

4.2

つらいよの新作は満男の話とわかっていたので、実はまったく期待していませんでした(42作目以降は寅さんから寅の甥っ子・満男に主人公が変わり、超つまらなくなった)。
しかし!予想を裏切り、かなりグッとくる
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レッツ・ロック・アゲイン!(2004年製作の映画)

4.7

メスカレロスの中心人物、ジョー・ストラマーの晩年を描いたドキュメンタリー。
メスカレロスのライブ映像とツアー中のストラマーの姿が50:50くらいの割合で進行する作りでした。


80年代中頃、クラッシ
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.4

いやはや、凄いガーエーでした。面白い-つまらないといった尺度の彼岸にあるような、説得力最強の作品。唸るしかないっす。


とにかくリアル!あの人間の尊厳など微塵も存在しないブラックな環境は既視感ありま
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冬時間のパリ(2018年製作の映画)

3.9

初アサイヤス。名匠と聞いていたためアンチポップで重厚な作品を期待したものの、浮気を軽く描いた艶笑噺でした。
鑑賞直後はイマイチでしたが、反芻すると結構面白い。後からジワる感じが趣深いです。これがエスプ
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男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995年製作の映画)

4.2

渥美清存命中のラスト作。正月の新作に向けて鑑賞しました。

42作目から事実上の主人公が甥っ子の満男になってかなりパワーダウンした印象を受けます。やはり、寅ちゃんみたいな超個性派の異界人の代わりとして
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お嬢ちゃん(2018年製作の映画)

3.1

う〜ん、散漫でさほど面白くなかったです。尺長いし。


内容は好感が持てました。萩原みのりの存在感も良かったです。
自分自身の嫌な部分を抱えられず外界に投影して、苛立って当たった後に自己嫌悪する、正統
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枝葉のこと(2017年製作の映画)

4.1

超面白いまではいかなかったものの、かなりグッとくるガーエーでした。ダルデンズばりのアンチポップな造りがかなり好みでした。


主人公・隆太郎は整備士として働くも、人生を諦めており、投げやりに生きる男で
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サンドラの週末(2014年製作の映画)

4.8

相変わらずダルデンヌ兄弟作品はすっげーです。今回もブレない、希望の映画でございました。
そして映像的にもかなり観やすい。劇伴不使用ながらも、効果的にロックナンバーを使用したりと、ダルデンヌ・マナーを守
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ロゼッタ(1999年製作の映画)

4.7

ダルデンヌ兄弟が初めてパルムドールを取ったガーエー。これまで鑑賞したダルデンヌ作品群の中でもズバ抜けて暗くて重いです。


アル中で廃人のような母親を抱えるロゼッタは冒頭で仕事をクビになる。金も友だち
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アメリ(2001年製作の映画)

4.3

途中まではヘンなガーエー!と思って観てましたが、正統派の作品として面白かったです。


微妙な家庭で育った少女アメリは、空想に逃げ込むしかなかったため、空想のプロみたいな大人になりました。空想は大事な
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