ウシュアイア

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のウシュアイアのレビュー・感想・評価

3.6
フランスのとある街で発行されてきた架空の雑誌「フレンチ・ディスパッチ」の最終号の記事を映像にした作品。

アメリカのカンザスの新聞の別冊雑誌なのに、編集部がフランスにあるというよく分からない設定。寄稿している記者はアメリカ人のようだ。

1本目の記事は編集部のある街の紹介。

2本目は、獄中で傑作を描き続ける画家とその才能を見出した美術商の話。

3本目は、学生運動の話。

4本目は、美食家の警察署長の息子の誘拐事件の話。


独特のカメラワーク、セット、演出に目が奪われ、話が入って来ないのだが、何とか大筋はわかるものの、どの話もつかみどころがない話で、オチがあるようでない。

前作『犬ヶ島』ではデフォルメした日本を描き、本作ではデフォルメしたフランスを描いているようだ。アメリカ人から見たフランスというか、ウェス・アンダーソン監督から見たフランスということか。

音楽が素晴らしい。映画音楽をDLすることなんてほとんどなかったが、早速DLしてしまった。
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