やまぞう

思い、思われ、ふり、ふられのやまぞうのレビュー・感想・評価

2.5
原作コミック未読。

内気で人見知りな女子高生が、子供の頃から憧れていた絵本の王子様にクリソツな男子に出会い恋しちゃうんだけど、
その男子は父親の再婚相手の娘である中学時代からの同級生に恋い焦がれているんだけど、彼女は別の男子にときめきを感じるように。。。
という、全員片想いスタートの少女漫画あるある系の青春胸キュンムービー。

くだんの絵本の王子様の絵が、あからさまに北村匠海くんそっくりで、
「そんな絵本あらへんやろ~。。。」とか、
内気な女子高生 由奈が絵に描いたようなモジモジ系で、
「今どきそんな少女漫画から出てきたよな女子高生おらんやろ~。。。」
とか、個人的に気になるところはあるものの、全員片想い状態の中、それぞれ悩み揺れ動く過程が丁寧に描かれており、
中盤までは結構楽しめたんだけど。。。

正直、物語後半あたりから飽きてきて、
「いつまで続くんじゃこの話わ」的な気分になってしまったのは、“青春”というものから遠ざかって久しい、
心が汚れちまった大人だからでしょうかそうですか。

とはいえ、主演の浜辺美波ちゃんの“目で語る”演技は素晴らしいし、
北村匠海くんの無駄に長いまつ毛とイケメンっぷりは相変わらずだし、
観て良かったとは思う。

それにしても、戸田菜穂さん演じる主人公の母親が、自分の娘と再婚相手の息子が同じ部屋にいるだけで
「何やってるの?!」とか慌てるシーンがあるのだが、
いい歳ブッこいて娘の同級生の父親と交際して勝手に再婚したくせに、そこでその心配するか?
子供たちに失礼やろ!
とか、関係のないところで憤ったのでしたw
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