なっすん

ブラック・ウィドウのなっすんのレビュー・感想・評価

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
3.6
――遠くに逃げなさい
   これからは自分で決めるのよ――

【あらすじ】
時はアベンジャーズ内戦のその後…
ソコヴィア協定に反し、ティ・チャラ国王への攻撃をもしたナターシャは、国務長官のロスに追われていた。
その中、自分をかつて“ブラックウィドウ”として訓練し、壊滅に追いやったはずのレッドルームが、いまもスパイ育成と洗脳を行っていることを知る。ナターシャはアベンジャーズともうひとつの家族“エレーナ”“アレクセイ”“メリーナ”と再開し、レッドルームと自分の過去に向き合うことを決意する―――


◆◆◆◆


止まっていた時間がついに動き出したMCUフェイズ4。
初日とだけあり、久しぶりに観客の多い劇場を体験。
アベンジャーズ初期メンバー“ブラックウィドウ”単体作品がついに公開というのは感慨深いものもあり、いままで会話のなかでしか触れられなかった“レッドルーム”や“ブダペスト”についても掘り下げられる。

マーベルゲームではたまに登場してくる“タスクマスター”が本作の敵として冒頭から襲いかかるが、対象の動きを完璧にコピーするという能力で、MCUファンには懐かしい動きをいくつもしてくるのはかなり嬉しいファンサービス。ビジュアルもかっこいい。

「家族はいたのか」「いた。僕たちだ」
エンドゲームのトニーとスティーブの会話を回収するように、“家族”がテーマとなった今作。命を張ってまでアベンジャーズという家族を守ったナターシャのルーツが、今回の映画で描かれてた。

今後のMCUを100%楽しむため、まずはDisney+のドラマシリーズが必修科目。いままでのNetflixドラマと違い、完全に映画の軸に絡んでくることが今回よくわかった。どんな絡みかたをしてくるのかは、自身で映画を見てください。



追記―
日本のキャッチフレーズの
「何も信じるな
    過去、家族、自分さえも。」
って、浅はかかつ、内容とリンクしてなくない?信じてなんぼなストーリーでしょってちょっと思った。
「すべてを解放する時がきた」のほうが、まだ意味深な雰囲気残しつつ内容とあっていて好きなんだけど、、
なっすん

なっすん