ネオニダス

カイジ ファイナルゲームのネオニダスのネタバレレビュー・内容・結末

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

えっ…評価低!邦画やからってだいぶバイアスかかってるやん!3.1て!これ全く同じ話で洋画やったら絶対3.6くらいついてるって!

ただ「カイジ」という漫画原作の作品として見るとこれは結局1と2と同じでカイジでやる必要性がないんよな。しかも、まあ地下労働とかにちょっとでも触れてた前作と違って今回は完全オリジナルストーリーやし。カイジである必要がない。もしかして人間秤の「開示!」とかけたギャグ?

バベルの塔の大槻班長も、結局カイジがギャンブルに巻き込まれていくための便利な舞台装置にしかなれてなかったのが残念。もっとなんか、大槻班長1日外出でうまいものを食うような深夜食堂みたいな映画作ってみたら?

とりあえずカイジとしてではなくいち映画としてみたらまあまあ良かったと思うで、伏線も張り方は雑やったけど、ちゃんと上手く回収してたし。ネットの感想とかみても、なんかあら探ししてるような感想しかないやん、まあそりゃ賭博黙示録カイジっていう素晴らしい原作があるからその名を背負ってる分厳しい目で見られるのもあるやろうけど…

なんだかんだ派遣王黒崎に対して、虐げられてきた派遣社員が決め手になるようなとことか、最後のカイジの言いっぷりとか(あんだけ言えたら演技とはいえ気持ちええやろな〜)そういうカタルシスもあったし、個人的には満足。結局でも、カイジでやる必要あったんか…?