ねつき

架空OL日記のねつきのレビュー・感想・評価

架空OL日記(2020年製作の映画)
4.0
「うちらもう、走り出しちゃってるから」

欲しいのは真実ではなく矛先笑
女性として生きていて、女性が集まる場に留まり、上手く生きていこうとするとどうしてもああなる。
無駄に悪口を言ったりするのって自分的にすごく嫌で、本当に嫌だったことに付随する「追い悪口」を自分の中でストップしようって思って生きてるが、それも男性中心社会な職場にいられているからであろう。
平和な話だけでコミュニケーションとりたいよぉ〜とも思うけど、彼女たちの話してることってスタートは悪口だけど、実際には真実からかなり分離したファンタジーな部分(登場人物は職場の人たちなだけ)しか話していない気がして、これはこれで平和なのかもなと思った。イライラマイレージでどこに旅行行く?とか、悪口から出た話だが着地点はすごくしょうもなくて平和で、とても心地良くて、前向きでいいなと思った。
すべてJのせいにするのとか、ちょっと「お?」とは思ったが(いじめみたいだなという意味)、結論Jとは関係なく着地しているからいいのかな。
なんかいいなと思ったのは、自分たちの中で「ムカつく人」「良い人」のすごく大雑把な2通りの分類をして、「ムカつく人」の方はいくらでも矛先にしていいが、「良い人」の方は矛先にできないってのが、なんだかわかるし面白かった。

いずれにせよ、あんな美女揃いの職場だったら私も働きてぇわ。自分の身の回りの人々は、美女かおしゃれが良い。職場環境さいこう。私は夏帆になりたい。
ねつき

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