るる

ANIMAのるるのネタバレレビュー・内容・結末

ANIMA(2019年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

わーっ好き!! いっそ一時間くらいの作品にして上映してほしい、贅沢なMV、新時代の映像作品…大画面で見たい!

レディオヘッドのdaydreamingがやっぱり印象的だったんだけど、レディオヘッドというか、トム・ヨークって、ディストピアSFやポストアポカリプスと本当に本当に相性が良いと思う、楽曲のイメージが先行してるけど、めちゃくちゃムービージェニック…人間くさくてロマンティック、なのにスマート、機械的というよりバネのある体、魅力的…と思ってるので、ダンサーとのコラボは、これ、さいこうですね…

管理社会、倦み疲れたメトロの輸送から落伍して、スーツケースを巡る労働者の末路から脱出して、底辺から遥か彼方に垣間見た女と再会して夜明けに向かう街を歩く…そしてメトロに乗って朝を迎える、無限ループ、デジャブの女、美しい三幕構成、三種類のダンス、素敵。メイキングを見たい。

街灯が印象的な夜明けの路地裏、あれはゴッホの絵画のイメージ? 青と黄色が印象的で本当に本当に美しかった

ビョークとロボットがコラボしたサイバーパンク世界観な映像作品もつくってほしい…めちゃくちゃ良かった。MTVで育った時期があったぶん、MV文化が好きなんだな…と再発見した。youtubeが主戦場になるとファストな広告との結びつきが強くなりすぎるんじゃないの、と思ってたんだけど、映画ストリーミングサービスでこういう試みがあるのは楽しい…進化に期待したい。
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