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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェストの10000lyfhのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

鉄道建設用地をめぐる利権争い、その土地所有者の未亡人と 3人の無法者たちとの四角関係、復讐モティヴェーションのお約束決闘シーンなど多くの要素を持った、スパゲッティウェスタンのみならず西部劇映画の集大成とも言うべき壮大な叙事詩。状況設定も人物関係も未知の冒頭、情報量わずかのシーンを長時間かけて描くことで、オーディエンスを作品世界に引き込む(「続・夕陽のガンマン」同様の冒頭)。当時を完璧に再現しているだろう大道具小道具が雰囲気を醸出。クラウディアカルディナーレ演じるヒロイン、都合よく利用されかけることもあるが、このジャンルおよび時代の映画としては、自立した強い女性像で魅力的。他の全シーンでは敵対している 2人の無法者が結託し、鉄道事業者の送り込んだ刺客を迎撃するシーンには、おそらくクラスバトル感情も根底にありそう。鉄道の完成と共に町を去る 2人の無法者(1人は死亡)が、ジャンルの幕を引くようにも感じられ胸熱。音楽はモリコーネ安定
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