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死刑台のエレベーターのericaのレビュー・感想・評価

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)
3.5
タイトルからもっと重たくてエグい内容をイメージしてたけど、割と真逆だった。
めちゃくちゃお洒落な雰囲気のサスペンスドラマ。

自分が勤める会社の社長夫人と不倫関係にある主人公は、彼女と社長殺害計画を共謀し、遂に実行に移す。
社長の自殺に見せかけ、証拠を残さず現場を立ち去ったつもりの主人公。
完全犯罪に思えたが、、自身のうっかりミスと不運が重なったことで、事態は二転三転していく…

なんだかとても滑稽な脚本で、これコメディ作品にしても面白そうだなぁと思った。
サスペンスにしてはさして捻りもないし、オチもそりゃそうだよねって感じなので特段感情は大きく動かされない
だけどこれ、時代を考えたら凄いのでは…?!
他の方のレビューを読んだらなんと本作、監督が25歳のときに撮った作品らしくてびっくり。
それはすごい。

美しいジャズ・トランペットの音色と共に、社長夫人が夜の街を彷徨うシーンが最も印象に残ってる。
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