まず、公開に漕ぎ着けられた事に拍手。
延期と同時に再設定されていた日が無事迎えられたのは胸を撫でおろさざるを得ない。
今回は原作第四部、TVのSuper Sの部分をCrystalの続編として映像化。
全体的にキャラのプロモーションに偏っていて、TVの各回をつなぎ合わせたような構成になっている。
これは劇場版としての説明の要素が強く、(殆どいないと思うが)全く初見の観客に配慮したものだと思う。
その割にちびうさ絡みの説明がないまま彼女中心でストーリーが進むので若干混線気味の80分ではあったが、一つ素晴らしい箇所が。
旧アニメではスルーされがちだった、地場衛の「己の非力さ」を嘆くところ、それを包むうさぎが描かれたところ。
見落とされがちだが、彼女側が戦士である恋の物語にこの要素がないのは不自然だったしこれが後編でどう帰結するかも楽しみになった。
単純にいうと30年近く見てきたキャラ達が映画館で観られたことで満足だし、推しのマーズとヴィーナスパートはもっと長く観たかった。
公開おめでとう、魅力的なプリンセス達。
