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ドント・イット THE ENDのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

ドント・イット THE END(2018年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます


2023/05/14鑑賞。
モロッコ版【It】

〈あらすじ・ネタバレあり〉
モロッコの宗教祝祭【アシュラ】。
アシュラの夜には【子どもたちの夜】というイベントが開催され、子どもたちが焚き火をして一緒に遊ぶ。

遥か昔のこと。
バシーラという少女が【子どもたちの夜】に、ブガタトゥという怪物によって連れ去られる。

現在。
児童連れ去り事件を捜査する刑事・アリは、少年の1人を救い出すものの別の少年を犠牲にしてしまう。
アリは犯人を見つけられないことに苛立つあまり、妻・ナディアや息子・ユーセフとの関係にヒビが入っていく。

そんな中、ある家から少年が拉致される事件が発生し、アリは上司と共に駆けつける。
両親の目撃証言から、容疑者は2人組であると分かり、さらに現場でそのうちの1人を逮捕することに成功する。

逮捕された若い男は、アリの弟・サミールだった。サミールは誘拐犯の正体を【ブガタトゥ】だと明かし、自分はパートナーである老人と一緒に【ブガタトゥ】を倒すため家に行ったのだと明かす。

【ブガタトゥ】を見つけ出して子どもたちを取り返すためにはサミールの協力が必要。アリは、サミールを脱走させ、ナディアとユーセフを連れて幼馴染のステファンに会いに行く。

20年前、アリ、サミール、ナディア、ステファンの4人は一緒に遊んでいたとき、バシーラという少女に案内されて廃墟となったフランス屋敷に行った。フランス屋敷の一室には死体があり、その死体の体内には子どもを食う怪物【ブガタトゥ】が封印されていた。
子どもたちに封印を解かせるためにバシーラの幻覚を見せて、フランス屋敷に案内させたのだ。
そこに、【ブガタトゥ】を封印していた老人が不思議な笛の力で対抗してアリたちを救うが、【ブガタトゥ】を完全に倒すことはできずサミールの体に閉じ込める。その後、老人はサミールを連れて姿を消した。
アリたち4人は封印を解いてしまい、【ブガタトゥ】はこの世に解き放れて子どもたちを連れ去って食っていた。
そして、アリの捜査する事件の犯人も【ブガタトゥ】だった。サミールは、自分の体内に封印した【ブガタトゥ】が逃げる度に老人と一緒に捕まえ、【ブガタトゥ】を完全に殺す方法がないため自分の肉体に封印していたのだ。

【ブガタトゥ】は、ユーセフを拉致するため、ステファンの家にいたアリたちの前に再び現れる。
サミールは、「不思議な笛の力を使って【ブガタトゥ】を自分の体に取り込め」とアリに指示。
【ブガタトゥ】は笛の力に逆らえずサミールの体に救出され、サミールは飛び降り自殺をすることで【ブガタトゥ】も一緒に殺そうとする。

サミールは死んだものの【ブガタトゥ】はまだ生きており、ユーセフを拉致して、住処であるフランス屋敷に戻る。

アリとナディア、ステファンの3人は【ブガタトゥ】からユーセフを取り返すためにフランス屋敷を訪ねる。
ナディアを守ろうと【ブガタトゥ】と戦ったステファンは死亡。
アリは不思議な笛を使って【ブガタトゥ】を撃退しようとするものの、凄まじい抵抗によって倒すことはできず、ユーセフの体の中に閉じ込める。

アリとナディアは、ユーセフに猿ぐつわを付け、親子3人でフランス屋敷から去るのだった。
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