このレビューはネタバレを含みます
2024/03/09鑑賞。15点。
アルジェントも落ちぶれたな。まるで彼だけ20年前を生きているようだ。
中国系の少年・チンは何一つ役に立つことがなく、盲導犬・ネレアが最後に全て持っていく展開はもはや設定の破綻といっても過言ではない。
不穏なBGM&視力を失った相手に「電話番号が名刺に書いてます」と平然というブラックジョーク的なセリフはGoodポイント。サングラス外すとブスだけど乳はエロい主人公もまあまあアリ。
〈あらすじ・ネタバレあり〉
舞台はローマ。
コールガールを狙った連続殺人が起ていた。
高級コールガールのディアナが車を運転していたところ、白いバンにつけられる。
怖くなったディアナは車を巻こうとするものの、交差点で追突されて事故に遭い、両目を失明する。この事故に中国系の親子が巻き込まれ、父親は死亡、母親は昏睡状態。唯一無事だった少年・チンは、児童保護施設に送られる。
視力を失い盲導犬・ネレアがいないと生活できないディアナと施設で孤独に過ごすチン。ディアナが、チンに面会に行ったことから2人は距離を縮める。
チンは勝手に施設を抜け出し、ディアナは彼の気持ちを察して一緒に暮らすことに。
そんな中、コールガール殺しを捜査するバイヤーニ警部と部下の刑事は、施設を抜け出したチンがディアナに匿われてると直感して会いにくる。
ディアナは刑事2人を拒み、バイヤーニは名刺を渡して去る。
バイヤーニ警部と部下の刑事は、再びディアナを訪ねてくるが、コールガール殺しの犯人・マッテオに殺害される。
肝心のディアナは、チンと一緒に友人・リータ(演. アーシア・アルジェント)の家にいた。
チンは、"自分を匿ってるせいで警察に助けを求めたくても通報できない"ことに気づき、バイヤーニの名刺の電話番号に連絡する。
だが、バイヤーニの携帯はマッテオに奪われていたため、結果的には殺人鬼に自分たちの居場所を知らせることになってしまう。
マッテオはリータを殺害し、ディアナとチンは森に逃げ込む。
ダムの管理人小屋に助けを求めるもののそこは無人で、追ってきたマッテオに捕まってしまう。
犬のブリーダーであるマッテオは、ネレアを売るつもりのよう。ディアナは「噛みつけ」と指示し、ネレアはマッテオに襲いかかって噛み殺す。
マッテオは以前ディアナとセックスしたことがあり、その際に「臭い」と言われたことを根に持っていた。そのため彼女に執着して復讐のタイミングを見計らっていたのだ。
昏睡状態だった母親も亡くなり、チンは香港の親戚に引き取られることに。
チンを空港まで送り、ディアナはネレアと一緒に家に帰る。
