ノッチ

オペラ座の怪人のノッチのレビュー・感想・評価

オペラ座の怪人(2004年製作の映画)
4.0
クリスティーヌはファントムの悲しみであふれた地下迷宮で、彼の孤独と自分に対する恋心を知る。

一方、オペラ座ではついに殺人事件が起きてしまい…。

世界で最も有名な、悲しくも美しい愛の物語を完全映画化。

「演劇」である『オペラ座の怪人』が「映画」になったわけなんですが…、最初にちょっと注意です。

映画なんですけど、オペラなんです。

よーするに、登場人物全員ほぼ100%歌いっぱなしです。

普通の映画だとは思わないで観たほうがいいです。

ちなみに結構長い。

個人的に、久々にミュージカル映画で綺麗だと思った作品です。

オープニングのあのジャーンチャララララ~♪やミュージック オブ エンジェル♪といった音楽が頭に響きます。

そして主人公クリスティーンの歌声は聞く価値のあるものだと思います。

というか、役者が吹き替えなしで歌っているのがすごい。

オペラなんて誰でも出来るわけじゃないだろうに。

また、映画だけあり衣装や背景がとても豪華だった。

ステージではだせない奥行きもあるし…。

ミュージカル映画なのでワンシーンごとに歌が入るのですが、聞いたことのある曲があったりと耳でも十分楽しめます。

そしてこの映画では、フランスのパリ・オペラ座の昔の景色はさることながら、舞台の映像に対する精巧さに驚かされます。

そしてクリスティーン役の娘が撮影当時16歳だったなんて驚き。

アンドリューはイギリス人だと思うけど、端正な音楽を作るなぁと思った。

偏見かもしれないけどアメリカ人が作るものって感じがしないね。

劇団四季の『オペラ座の怪人』も見たくなりました。
ノッチ

ノッチ