クリスティーヌはファントムの悲しみであふれた地下迷宮で、彼の孤独と自分に対する恋心を知る。
一方、オペラ座ではついに殺人事件が起きてしまい…。
世界で最も有名な、悲しくも美しい愛の物語を完全映画化。
「演劇」である『オペラ座の怪人』が「映画」になったわけなんですが…、最初にちょっと注意です。
映画なんですけど、オペラなんです。
よーするに、登場人物全員ほぼ100%歌いっぱなしです。
普通の映画だとは思わないで観たほうがいいです。
ちなみに結構長い。
個人的に、久々にミュージカル映画で綺麗だと思った作品です。
オープニングのあのジャーンチャララララ~♪やミュージック オブ エンジェル♪といった音楽が頭に響きます。
そして主人公クリスティーンの歌声は聞く価値のあるものだと思います。
というか、役者が吹き替えなしで歌っているのがすごい。
オペラなんて誰でも出来るわけじゃないだろうに。
また、映画だけあり衣装や背景がとても豪華だった。
ステージではだせない奥行きもあるし…。
ミュージカル映画なのでワンシーンごとに歌が入るのですが、聞いたことのある曲があったりと耳でも十分楽しめます。
そしてこの映画では、フランスのパリ・オペラ座の昔の景色はさることながら、舞台の映像に対する精巧さに驚かされます。
そしてクリスティーン役の娘が撮影当時16歳だったなんて驚き。
アンドリューはイギリス人だと思うけど、端正な音楽を作るなぁと思った。
偏見かもしれないけどアメリカ人が作るものって感じがしないね。
劇団四季の『オペラ座の怪人』も見たくなりました。