やまモン

ブラック・レインのやまモンのレビュー・感想・評価

ブラック・レイン(1989年製作の映画)
3.5
自宅にて鑑賞

(簡易レビュー)

①アメリカの刑事物、日本の刑事物、日本のヤクザ映画が渾然一体となったハイブリッド作品である。

②バブル時代の日本の混沌とした活気の中に、アメリカ人が連想するベタな日本が織り交ぜられている。

③最後辺りの農村は怪しすぎる。音楽もインチキ日本全開で怪しい。

④松田優作は既に晩年であるが、改めて素晴らしい俳優であったと認識できる。洗練されたスタイルに泥臭さが同居している。

⑤松田優作の表現力も素晴らしい。目は口ほどにものを言う。今、存命であれば…、と残念でならない。

⑥マイケル・ダグラスも大概濃いのであるが、他が濃すぎるので、いまいち印象が薄い。

⑦高倉健、松田優作のような俳優、今の日本にはいない。残念である。