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列車に乗った男のmakoのレビュー・感想・評価

列車に乗った男(2002年製作の映画)
4.0
《2018#166》

これまで観たフランス映画は雰囲気は良いけど合わない感じがしてました。
といってもそれほど観てませんが笑
今作も観始めたときには、どうかな〜と思いましたが段々と観ていく内に面白くなりました。

列車に乗って町にやって来たミランは薬屋で元フランス語教師のマネスキエと出会う。ミランが買った薬が発泡剤だった為、マネスキエは自宅に招き水を出す。

ミランは寡黙で町を転々とするアウトローの中年男。マネスキエはおしゃべりで生まれた町から出たことがない老紳士。正反対の二人だったが数日間をマネスキエの家で過ごすうちに徐々にお互いに憧れていく。
この二人のやり取りが良かった。
特にマネスキエのお茶目なキャラクターがなんだか可愛くて。

劇中の台詞で「年は取るほどに輝きを増すものだ」がとても印象に残りました。
私もそうなっていきたいなと思いました。

派手さはないものの、温かみや切なさが感じられました。

ラストは解釈が難しいけど個人的には良いラストだなと思いました。
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