列車に乗った男の作品情報・感想・評価

「列車に乗った男」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

おしゃべりだったマネスキエが最後何も言わずに反対側に歩いていって、かっこよかった。
元国語教師の老年のインテリと、銀行強盗のアウトローがふとしたきっかけで出会い、自分と全く違う生き方にお互いに惹かれていく。

初めてピストルを手にして無邪気に喜ぶ老紳士。彼の不在時に、家庭教師の真似事をして生徒に詩を教えてみる銀行強盗。そんなシーンが微笑ましく胸にしみる。

年老いてもこんな風に素直に相手をリスペクトして、すっと相手の懐に入っていけるような人になりたい。

色気なしのルコント作品、これはかなり好き。
emedia

emediaの感想・評価

3.8
お喋りな元フランス語教師マネスキエ
棲みかを求めない裏稼業の男ミラン
偶然に薬局で出逢った二人は
あの日までの三日間を共にする

「スリッパを履いたことがない」
ミランに履き方を教えるマネスキエ
二人の境遇は余りにも違いすぎるが
人生の中盤と終盤を迎えた男逹は
お互いの知りたいことを素直に訊ける
当たり障りのないことは要らない
本音を語り合える相手がほしい・・

二種類の人間がいるという
どちらも人間らしいことに違いはない

あの日の二人は
共に切符を持っていたのだろうか?


「ポンヌフでわたしは逢った」
詩は丸暗記するものではない・・
会話や流れる空気は悪くなかったが、前のめりになって好きになる作品にはなれなかった。
パトリスルコントとは残念ながら合わないかもしれない。
ci

ciの感想・評価

3.7
全く正反対で性格の違う2人が
お互いの人生に憧れを抱くお話

静かに流れてた。
田舎の風情が良かった◎

2人のおじさまが
とても渋かった。

ラストは意見が
分かれそうだったな。

また、いつか見返したい作品。
たてぃ

たてぃの感想・評価

4.1
GYAO!で無料配信最終日ってことで軽い気持ちで鑑賞したら引き込まれましたwww

「列車に乗った男」が降り立った小さな町で老人と出会い、男は老人の家で過ごすことになる。二人とも土曜日に用事がともにあることを互いに伝えるも詳細は語らず。ともに時を過ごすことにより、二人はコントラストな人生を歩んでいることを知る。中年男性はアウトロー臭のある男で、老人男性はマジメを絵に描いたような男。そして二人は「そういう人生もありだよな」と相手の人生を理解していく…

二人が相手のことを憧れたシーンが印象に残りました。老人男性はアウトロー男性のように銃を乱射、中年男性はインテリな男性のように詩を教えるシーン。それぞれが今まで自分の中になかったものをまるで得たような充実感。決して交わることのない二人だが互いにリスペクトするシーンでもありました。

まさにアートな作品でした…無料で観れて申し訳ないくらいでしたw(^_^;)
うの

うのの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

歩んで来た人生の異なる二人の男。
オレンジ色のライトの灯った部屋でピアノ曲について語らいながら、青い夜に廃墟で銃を片手に詩について語らう。
ともに過ごした数日間で彼らの人生は滲みあい混じり合う。
電車に乗っていたのは、電車に乗ったのは誰だったのか。

「二人を相手に勝てるのは映画の中だけ」

「私は刺繍を除けば20世紀初頭の良家の娘の教養は身についている」

「我らは時代やハトのごとく去る」

中国のわが心の女(ひと)よ
青く澄んだ鐘楼に年老いた両親と住む
鵜の巣くう黄河のほとりで

・フェチの多い映画だった
_
新橋(ポンヌフ)で私は会った
平底船や地下鉄の駅の
遠い歌が聞こえてくる…
新橋(ポンヌフ)で私は会った
杖も犬も札もなく
哀れみを乞う男に
彼の前を人波が流れる
boliwa

boliwaの感想・評価

4.2
末路知己。
片尾给了二人转换的机会,而现实我们只能幻想另一种生活。
年少时遇见过几个惊艳的人,来不及感叹,他们就已经远去,只留下我在俗世里缓慢腐烂。
タビ

タビの感想・評価

3.4
生きて来た世界が違う二人の男性。
一人は初老の真面目な元教師。
一人は刑務所を出たばかりの中年男性。
ひょんなことから数日の間、初老の男性の家で過ごすことになるのですが。

渋いです。
互いに敬意を持ち始め、友情が芽生えていく様が良いです。
お互いにお互いの生き方に憧れを持つようになったのかな。
ラストがそれをものがったていた様に思います。

余韻が残る映画でした。

このレビューはネタバレを含みます

・老いゆく元教師と銀行強盗を企てるアウトローの二人が出会いつかの間の時を一緒に過ごす
・ほとんど二人しかうつらない会話劇だが静かに重ねる台詞たちがじんわりと心地よい
・ラストは再び列車に乗り込むファンタジックな展開もあり
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