列車に乗った男の作品情報・感想・評価

「列車に乗った男」に投稿された感想・評価

蝉丸

蝉丸の感想・評価

4.0
地味だが、渋くて良い作品。
彼らのように年齢を重ねていくごとに魅力を増していくような人間でありたい。
一瞬しか映らなかったが、パン屋で並んでいた娘がすごくかわいかった。
温八

温八の感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

銀行強盗を企てる流れ者の男と、男を家に泊めることになった元教師の老人。男は心ひそかに落ち着いた暮らしに憧れ、老人はワイルドな男の生き様に憧れている。お互いに自分には無いものを感じ惹かれあう二人だったが……。
銀行強盗の件を警察にリークしたのはおそらく老人。男に惹かれるものの、どうしても生真面目な考えを捨て切れなかったのではないだろうか。男が出所したら老人は家の鍵を渡し、男に穏やかな暮らしを与え、代わりに自分は列車に乗って旅に出る。二人がそんな未来を夢見ながら果てていくラストは切ない。
himaco

himacoの感想・評価

4.6
さびれた街で列車を降りたミランはアスピリンを買うために立ち寄った薬局で初老の元教師マネスキエと出会う。

見るからに訳ありげなミランと真面目に歩んできたマネスキエの数日間。
会話、目線ひとつひとつに込められた2人の関係性が次第に心に染み込んでくる。

マネスキエが意外なほどお茶目なキャラで、所々に映画愛を感じる。
『映画の見すぎだ』なんてセリフ私も言われたい。

憧れを感じ始めたお互いの人生、知らず知らずのうちに涙が流れ出す。

流れる曲、特にマネスキエも弾くピアノ曲はとても印象的。
takashi

takashiの感想・評価

3.8
質素に暮らす元教師と、流浪の犯罪者。交わるはずのない2人が不思議な波長で離れられなくなっていく感じがとても良かった。
フランス映画的オシャレな感じの配色もすっごい良い笑
渋いなこれ!

おっさん二人。ひとりは、教師を定年退職し静かに暮らす男。もうひとりは、さすらいの犯罪者。

接点のなさそうな二人がひょんな事で知り合い、元教師の男の家で数日過ごす、、。

対照的な人生を送って来たであろう二人。ちょっと風変わりな友情。徐々に離れがたくなっていく、、。

言葉にしにくい秘めた感情が伝わってきます。なんかとてもいいな。

パトリス・ルコントの映画は、「仕立て屋の恋」79分、「髪結いの亭主」80分、「タンゴ」89分、この作品90分と、サックっと観られる長さながら、余韻の残る作品が多いです^_^
torakage

torakageの感想・評価

3.4
古い屋敷に一人暮らしの老主人、ひょんなきっかけで銀行強盗を企てるアウトローに宿を貸すことに。不思議な雰囲気で二人の交流が描かれていく。

新橋で わたしは会った
仮装した 昔のもうひとりのわたしに
そうして かげってゆく陽ざしのなかで
かれはそっとささやいた 「同士よ」と
(ルイ・アラゴン 『新橋(ポンヌフ)で私は会った』より)

彼らはそれぞれの人生を夢見たろうか。
ほ

ほの感想・評価

3.0
なんだか題名が気になって鑑賞。
フランス映画だとか、インド映画だとか、アメリカ映画だとか、国の違いなんて全然分からないけど、登場人物のセリフを聞いてやっとフランスの映画なんだと気づいた。

正反対で、でもお互いに憧れを持っている老いた2人。やっぱり友情でも恋愛でも、お互いに憧れとか尊敬とかそういう感情がないとうまいこと良い関係にはならない気がする。この2人にはお互いに憧れる心があって、観ててほっこりした。

2人が一緒にいるところも素敵なんだけど、2人が別々のことをして過ごしている時間の方が何故か印象に残る。
そしてそんな時間でも、お互い心のどこかに新しく出来た老いた友達のことが心に引っかかってるのが、誰も言葉にしていないのに自然と伝わってくる。

そんな不思議な空気感がとても魅力的な映画でした。
binnananbu

binnananbuの感想・評価

3.0
もしお互いの土曜日が違う形で終わっていたら
出所後の再会をイメージしていただろうか…
うまくいかないことは二人とも感じていたはず
同じ時間に繋がり二人だけの会話がなされた…
けいこ

けいこの感想・評価

2.8
いぶし銀という言葉が出てくるような渋い映画。
正反対の二人が交わることで、最後は安定と自由の立場が入れ替わるのかな。
ねねこ

ねねこの感想・評価

2.0
記録。

どういうことですか~~~!
二人は運命共同体とでも言うのですか~~~!!
↑というのが率直な感想。

・家々や家具、小道具がおしゃれ。
・食事のシーン最高。ワイン飲みたくなった。
・『年を経るほど 輝きは増すものだ』という台詞が素敵。
・二人がお互いのそれぞれの道を歩んでいくシーン、渋くてじーんときた。
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