しょうちゃん

モータルコンバットのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

モータルコンバット(2021年製作の映画)
3.5
2021年16本目の劇場鑑賞。
令和98本目の劇場鑑賞。

世界的大ヒット格闘ゲームを実写映画化したバイオレンス・バトル・アクション大作。

まさかリブートされるとは思ってなかった。
アメリカの2D対戦型格闘ゲームの映画化だが、
相手にトドメを刺す“フェイタリティ”が残虐で容赦なく、
悪趣味なゴア描写なのが人気。
1996年に劇場公開された、
ポール・アンダーソン監督の“モータルコンバット”では、
残虐描写は排除されている。
本作は、
トドメを刺すシーンに“フェイタリティ”がしっかりと描かれている。
それでもゲーム版と比べると物足りなさは残る。
タイトルの“モータルコンバット”は、
格闘トーナメントの大会名なんだが、
トーナメントをするわけでもなく、
魔界が人類のトーナメントの出場者を殺そうとするお話。
トーナメントで殺せばいいと思うけど。
続編がありそうな終わり方だったが、
続編でもトーナメントしなさそう。
日本の俳優陣から、
真田広之と浅野忠信が出演しており、
二人ともとても重要なキャラクターを演じているのは嬉しい。
真田広之の妻役で篠原ゆき子も出演している。
魔界と人類から数多のキャラクターが登場し、
それぞれの見せ場となる戦闘も用意されている。
人類側はクン・ラオの帽子の武器は面白かったが、
他は普通の格闘家にしか見えなかった。
主人公のコールにあまり魅力を感じられなかった。
魔界側は四本の腕を持つ“プリンス・ゴロー”がインパクトあり、
どう見てもプリンスには見えなかったけど。
真田広之のファンと、
アクションとゴア描写好きには見逃せない作品である。
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