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シャン・チー/テン・リングスの伝説のmichikoのレビュー・感想・評価

3.5
MCU第25作目。
世界各地に支部を構え、様々なテロ活動を展開する無国籍テロリスト集団である「テン・リングス」。『アイアンマン』ではアフガニスタンにてトニー・スタークを拉致監禁し、『アイアンマン2』ではヴィランを後ろ盾し、『アイアンマン3』ではその名前がマッチポンプに使われていた。暗躍する組織のリーダーと組織を抜けたその息子の闘い、そして「テン・リングス」の正体が遂に描かれる。

超王道のヒーローコミックの見事な流れ。ホテルの駐車係という冴えない男が、壮絶な過去を持っており激強い、そしてヒロインを助け、一度は敵に敗れるものの修行をし、仲間を得、敵と更に強大な怪物と闘う。見事にツボを押さえており、そこにジャッキーチェンばりのカンフーアクション、VFXで描かれる10個の腕輪の超絶アクション、美しい情景に時折挟まれるコメディ要素。面白く無い訳がない。

しかしこの地球にはテン・リングスだったりレッドルームだったり、悪い奴がまだまだわんさかといるな…ヒーローがコレだけいても足りないはずだ。

フェーズ4の今後に向けての種まきもされ、期待が高まる。
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