洋画好きのえび

ソー:ラブ&サンダーの洋画好きのえびのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
3.8
本当に久しぶりに映画館で映画を観ました。やはり大好きなマーベル、しかも一番好きなソーの最新作と来れば、映画館で観ずにはいられませんでしたね!クリス・ヘムズワースとタイカ・ワイティティのタッグはやっぱり最高です!!

どうやらジェーンがマイティ・ソーとして復活するらしい、敵役を演じるのはクリスチャン・べイルらしい、ということとタイトル以外は特に情報が明かされず、一体どんなストーリーになるのかとワクワクしていましたが、いい意味で色々と期待を裏切られた作品でした。あのシンプルなタイトルがここまで作品の全てを物語っているとは思いませんでした。監督のセンスの良さに脱帽です。

ソーの吹き替えを担当されている三宅健太さんが、インタビューで「本作にはソーの今までの全てが詰まっている」といった趣旨のことを仰っていましたが、まさにその通りでした。作品が進むごとにソーは人間臭くなっていきましたが、それは彼の精神的な成長であり、その成長は彼を愛する人たち/彼が愛した人たちが彼にもたらしたものだったのだということが端々に感じられる脚本でした。クリス・ヘムズワース&タイカ・ワイティティのソーというキャラクターへの深い愛を感じましたね。
そして、敵役のゴアを演じたクリスチャン・ベイルが素晴らしかった!今までマーベルシリーズに登場したヴィランの中で、一番辛いバックグラウンドを背負ったキャラクターかもしれません。彼の演技が素晴らし過ぎたので、是非インタビューを読みたい!!と思ってパンフレットを買ったのですが、まさかのクリスチャン・ベイルのインタビューだけ載ってない!!!!!なんでだよ!!!!!ネットオンリーでも良いから公式から情報を出してほしいです。本当に。

愛を知り、愛のおかげで真のヒーローになったソーと、愛ゆえに憎しみに囚われてヴィランとなったゴア。愛のために戦うことを選んだジェーン。そして、この戦いを終わらせたのも愛… 本当に愛に溢れた作品でした。ソー好きの方は観て損はないと思います。

ここ半年で仕事が死ぬほど忙しくなり、平日は映画を観る時間など全く取れず、週末の休みも出かける気力が湧かずに寝て過ごすことが多かったのですが、この映画を観て元気をもらえた気がしました。やっぱり、映画って良いものですね。