mingo

月よりの母のmingoのレビュー・感想・評価

月よりの母(1951年製作の映画)
3.5
映画館から出てきて「いや〜身につまされる思いだね。アハハ」とか言って出てくるヴェーラのジジイども映画なんか見ないで母親大事にしろ、

主人公の夏川静江に対する娘息子の面々に腹立ちすぎて困った。駅の掃除の仕事をしていたら娘に見つかりみっともないとなじられ、年が年なので体力が持たずクビになり、その後も養老院に入れられ、散々といった内容。結局一番優しくてまともだったのは実の子ではなく妾の子だったという皮肉。主役上原謙の大根具合はいつものことなんだけどラストの台詞に胸がうたれる、熱意はあるんだよなあ。あと毎回年齢上すぎるのに今回も30歳になったばかりくらいの役を演じていたが無理ありすぎて逆に良かった。
今回の特集で阿部豊や小森白がこんなに観れること自体珍しい。製作に監督の青柳信雄、青柳プロと新東宝作品。
mingo

mingo