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1917 命をかけた伝令のbs3のレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
4.7
三人目の兵士として、第一次世界大戦の西部戦線に投げ込まれ、最前線での一日を、二時間で体験させられる。その臨場感と緊迫感はしびれる。ワンカット”風”映像だけでなく、ストーリーも秀逸。撮影の経験がある人にとっては、知恵熱が出るほどの頭の体操になる。
1917年4月6日、第一次世界大戦下のフランス西部戦線。対峙するドイツ軍と連合国軍。二人の英国兵への命令は、将軍の伝令として、ドイツ軍陣地を突破し、最前線の連隊に届けること。生きて、伝令を届けることができるのか…
ワンカット”風”映像ばかりが話題となっており、確かに凄い映像体験であった。監督が祖父から聞いた話がベースだけあってリアリティがあり、物語的にも秀逸。伏線とは思っていなかった何気ない出来事が、後に回収されるなど、脚本的にもとても良い。
もちろん、今回の映像体験には驚愕した。最初は撮影のつなぎ目を探していたが、違和感は全くなかった。また、構図やカメラワークだけてなく、光の加減が大きく変わっても露出が完璧。自分で撮ることを考えると、知恵熱が出るほどの頭の体操になる。
臨場感と緊張感を、大きなスクリーンで楽しんで欲しい作品。
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