めかぽしや

娘は戦場で生まれたのめかぽしやのレビュー・感想・評価

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)
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以前、『それでも僕は帰る』
という若者2人がシリア内戦を内側から
撮影したドキュメンタリーがありましたが
その映画から7年近く経ってても
一向に変わらない現状に
なす術はなく、無力感に打ちひしがれる
作品でした。

本作はさらに戦火の中で子どもを産み
もっと悲惨な状況なのが辛い。
夫は医者だったのなら
子どもを作らないようにしなかったのか?
一度トルコの義父を訪ねて
戦火のアレッポに帰る時に
なぜ子どもを置いていかなかったのか?
後半に子どもを産んだこと、
夫と知り合ったことに後悔しているけど
後悔をする前に子どもの安全を
重要視しなかった事に身勝手さを
感じてしまった。

病院を故意に狙うロシア軍にも
憤りを感じるし、
武力で制圧しているアサド政権も
非人道的な独裁者だなと。
でもアサドも負けたら処刑されるだろうから必死なんだろう。

アレッポを撤退した人達はその後どうなったのだろう。
命の危険もなく生活できているのか
祈るばかり。

唯一、顔色も悪く呼吸をしていない
赤ちゃんが産まれ必死の蘇生で
血色が戻り泣き出すシーンが
感動的でした。
めかぽしや

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