このレビューはネタバレを含みます
TSUTAYA準新作税込110円。
アフガニスタン駐留米軍での民間人殺害事件を描く。
脚色されているとはいえ、実話がベースであり、全くエンタメ色はない。
極限状態に晒された人間が暴力装置を手にした時にどうなってしまうのか、日本で生活する日本人としては全く想像できないのだが、主人公の立場になった時を想像するとぞっとするし、これはまだ全世界のどこかで現在進行形で起きていることにも、過去から繰り返してきたであろうことにも胸を痛めるしかない。
主人公の告解を受け入れた親の存在に
ただ救われる。
しかし、彼らが支えてくれたからたこそ、事実が明るみになったのであり、その存在は稀有なものであろうことは想像に固くない。