わたがし

ラスト・クリスマスのわたがしのレビュー・感想・評価

ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)
5.0
 小気味良い芝居をする役者しか出てこず、そんな彼らの芝居をやはり小気味良い編集でテキパキ繋いでいくことで生まれる最高ウルトラマックス小気味、それに上乗せされるいい感じの音楽、いい感じのタイトルロゴ&クレジットのフォントデザイン等々、盛り上がりますね!!
 横柄で不器用で性悪なヒロインへの優しい眼差し、そのブラックジョークだってワンナイトラブだって、自分のほんとの繊細さに向き合いきれない誤魔化しなんだろ??心を開いてごらんよっていうポール・フェイグのいつもの眼差し。さぞかしモテるんだろうなあ
 クライマックスの突然のバイス展開、ラスト・クリスマスの再解釈としてもストーリーのツイストとしても成立するのがすごいし、そんな脚本に対して余計な感情込めずにストーリーテリングに徹して、最後は結局「女はすげえぞ!!」映画に仕上げるっていう、全編にわたって始終かわいいエミリア・クラーク万歳!!!!
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