順慶

恐竜が教えてくれたことの順慶のレビュー・感想・評価

恐竜が教えてくれたこと(2019年製作の映画)
3.7
人と会って、思い出を集めよう。そんな映画。

オランダ北部のテルスヘリング島に1週間のバカンスに来た家族(後でGoogle map位置確認)。平坦できれいな草原の風景がきれいな場所だ。砂浜はきれいだけど海はそうでもないな。
その家族の次男11歳のサムが、島の女の子テスと出会って、いきなりいっしょにサルサのダンスの練習に付き合わされる。まんざらでもないサムがかわいい。

末っ子の自分が家族では最後まで生きることになるなと思って、ノートにひとりの時間に耐える訓練を始める。最初は2時間。次の日は4時間。家族でのバカンス中だし、テスとの恋もあるのに、11歳男子のバカさ加減は万国共通か。

短い1週間を島での思い出が、サムを少し成長させる。めちゃいい話。子どもの目線がが丁寧で、グイグイくるテスの感情もよかった。サムよ、いっしょに自転車だけでも思い出じゃないか。

何かしらの恐竜が出てきて、主人公に何かしらの大切なことを教えてくれるファンタジー映画だと思ってたら、恐竜は何も教えてくれなかった。教えてくれたのは、島のおじいさんだった。

で、ちょっと調べたら「教えてくれたこと」っていうタイトル(邦題)あるな。「子どもが教えてくれたこと」「ヴィンセントが教えてくれたこと」「猫が教えてくれたこと」とか。
まあ、映画はいろんな大切なことを教えてくれます。
順慶

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