東京新聞社会部記者、望月衣塑子さんが官邸記者会見で舌鋒鋭く質問する場面は心臓がドクドクする。
それにも増して中盤、デモのシュプレヒコールをあげる群衆の中で硬く唇を結んでジッと佇む彼女の姿は、そこだけ孤高の空間に見えて胸が熱くなり泣きそうになった。
“個”を貫きぶれることなく、疑問に思うことを聞き正そうとする彼女の姿はシンプル且つ何が真実かを炙り出して見せる。
その真摯さは、辺野古の人々や強姦を受けて裁判中の女性ジャーナリストや外国人ジャーナリストからも熱い信頼を得ている。
右左、保守とリベラル、そんな事に関係なくメディアとジャーナリズムが本当に真摯に存在すべき大切さと意義がリアルに伝わった。
正義も“集団”になると暴徒化して過ちを犯す、、、だったか、言葉は違うかもしれないが終盤の森監督のナレーションが耳に残った。
ぼーーーっと生きてる私は、この2時間で背筋が伸びる思いがしました。