やまぞう

WAVES/ウェイブスのやまぞうのレビュー・感想・評価

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)
4.0
米国フロリダを舞台に、ある悲しい出来事で心に深い傷を負った、若者たちとその家族の物語を中心として描く青春映画。

レスリングの花形選手である高校生タイラーは、肩の怪我で大切な試合に出られずにガックリきてるところに、
恋人の妊娠が発覚し、どーすりゃいいのかもうワケわからん状態となる。
そりゃ、将来を嘱望されたレスリング選手で、学校内でも人気が高く、美人の彼女は自慢だし、
リア充のイケてる若者だったのに、いきなり人生の試練のような出来事が降りかかってくるんだから、
パニクるのは分かるけど、ワケわからんくなりすぎだろ…タイラー。。。取りあえず落ち着け。
とか、思ったりした。

そして、ある事件が起こり、お話の中心はタイラーの妹エミリーへと引き継がれる。

事件後にそれぞれ心に深い傷を負い、バラバラになってしまった家族とその愛憎、
贖罪と再生の物語を、独創的なカメラワークと豪華アーティストによる楽曲で瑞々しく描く本作。

ストーリーは良いし、泣ける。映像も美しく、紛れもなく良作だと思うのだが、
非常に残念ながら、個人的には、この“独創的なカメラワーク”が苦手だった。。。
ぐるぐる回転する画面は目が回るし、アップを多用するので見づらく感じてしまう。
いやハイセンスな映像美だっちゅーのは分かるし、素晴らしいと思うのだが…自分の好みではチョイ苦手系だった。
やまぞう

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