マッサージ屋2号店

コリーニ事件のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

コリーニ事件(2019年製作の映画)
4.0
ドイツの現役弁護士が執筆したベストセラーの映画化作品。
何の情報も事前に入れずにただ漠然に裁判モノという認識で鑑賞しました。

弁護士になって3ヶ月の主人公が挑む事件。
弁護する殺人事件の加害者は一切供述しないという圧倒的に不利な状況。
殺された被害者の企業家と主人公の弁護士が親密な関係というところがまず大きなポイント。

立場上難しい関係ながら新米弁護士が裁判で戦う…という点で面白いと思ってました。
しかし事件の真相があまりにも意外な展開で驚きましたね。
後半はわりと私の好物…と言ったら不謹慎ですけど興味ある時代のものでしたので。
あんまし書くとネタバレになるので控えますが、ドイツの過去の出来事まで遡る流れなんですよね。
コレは事前に情報を頭に入れてなくて良かった。

ただ…ラストはどう受け止めて良いのか…。
非常に考えさせられる締め。
決してイヤな気持ちになるわけではないけど切ない終わり方です。
地味ですけど普通の裁判モノではなかったのは面白かったです。

【シネックス マーゴ】