ウシュアイア

仮面病棟のウシュアイアのレビュー・感想・評価

仮面病棟(2020年製作の映画)
2.9
恋人を救えず自信とやる気をなくしてしまった医師が、訳アリの病院で当直をしていたところ、病院の近くで事件が発生し怪しげな患者が運び込まれる。事件の犯人がやってきて患者を人質にとり病院に立てこもり・・・。


最初はホラー映画かと思いきや、序盤でサスペンスに急展開。

ミステリー、サスペンスとしてはよくできた作品だったので、少なくとも暇つぶしにはいい作品。

犯人や隠された陰謀を暴く作品で、フェイクの伏線にまんまと騙された感があって良かったが、フェイクの伏線が多すぎて、主人公をはじめとする登場人物にリアリティがかけていた気がする。

事件のなぞ解きに愉しみを見出すのであれば、主人公視点の推理に惑わされないこと。こういう映画の謎解きの答えは必ず画面の中にある。
大がかりな立てこもり事件の場合、疑うべきポイントはどこなのかを考えれば、トリックは見えてくる。

こういう見方ができるようになったのは、子どもの頃金田一少年の事件簿を毎週見ていたからなのかもしれない。
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