このレビューはネタバレを含みます
大変あざとい映画です（褒め言葉）。
シリーズのファンが、なんとなくモヤモヤしていたそれぞれの世代のスパイダーマンシリーズに対して、公式が「こういう世界観なんですよスパイダーマンは！」と提示してくれたのがスッキリポイント。
スパイダーバースという概念を知っていても、ソニー映画のスパイダーマンシリーズが果たして異なるバースのものなのか、同一バースのものなのかはシリーズを見ているだけでは判断できなかったので、今回でそれが明言されたのはポジティブに捉えていいと思った。
大人の事情でシリーズやキャストが変わったり、それが継続できなかったり、アベンジャーズと絡ませるためにまたリブートしてみたりと紆余曲折を経つつも存在感だけはしっかり残してきたスパイダーマンの大風呂敷がようやく、キレイかどうかはさておき畳まれた感じ。
いろんな映画で「このあとどうなったかはお前らが考えてね！」とぶん投げる結末はよくあるものの、一つの結末を映像にしてくれたのは個人的に良かったです。
トムホ版からファンになった方もいると思うけど、過去作の小ネタが色々盛り込まれてて楽しめた。ストーリーはぶっちゃけ大味で、結末まで強引に持ってった感は否めないけれども、スパイディのファン目線では胸熱展開を随所に織り込んでくれてるなと感じました。
以下、思い出した都度箇条書きしていきます。
・トムホのボディメイクすげえ
・ガーフィールドの救出劇は卑怯
・オットー！！
・ジェイミーがイケオジすぎて
・こっそりマイルズの話もしてる
・君はアメイジング
・3人並んでのスイング（鳥肌）
